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紳士ライダー真夏のエチケット part2

➋夏のニオイ対策

 夏はどうしたって暑いし、汗は絶対にかくものです。しかし、その汗を放置していると気になるニオイの原因に。せっかくお目当ての食事処まで走ってきたのに、なんだか自分が汗クサイ、そしてブーツを脱いだらこもったニオイが……。

そうなるとせっかくの美味しいご飯なのにちょっと萎えますよね。そうならないためにもしっかりとケアをしましょう。髪や肌が直接触れる部分は汚れが溜まりやすいのでヘルメットの内装を定期的に洗い、ブーツはしっかりとケア。バイクから降りたら制汗シートで身体を拭く。

ニオイケアは紳士たるもの大事なエチケット。汗クサイバイク乗りじゃなくて、爽やかなバイク乗りを目指しましょう!

ヘルメットの内装、洗ってますか?

ヘルメットの内装は頭に直接触れる部分で汗や皮脂が付着します。真夏はこまめに洗濯をしないとニオイの原因に。内装を洗濯するとエアインテークの効きもよくなる気がします。他にも、ヘルメットリムーバーのようなものを被って1枚挟むのもあり。冷感素材を使用しているものもあるので汗とニオイ対策に効果的ですよ。

理想の頻度:2週間に1回中性洗剤でもみ洗い

制汗剤使ってますか?

クールな汗拭きシートを使えば汗も拭けて、スーッとして体温を下げてくれるので一石二鳥です。俺は出発するときに制汗スプレーを使って、外であまりにも暑い時は制汗シートを使うようにしています。汗臭いなって自分で思うとちょっと悲しくなるし、周りの人をなるべく不快な気持ちにさせたくないので使っています。

理想の頻度:バイクを降りるたび

ブーツのニオイ対策してますか?

靴のニオイって気になりませんか? ただでさえブーツは汗もニオイもこもりやすいのに、食事の時に靴を脱ぐお座敷ってちょっと構えますよね。しかも真夏は日差しだけではなく、エンジンの熱やアスファルトの照り返しで足は汗をかきがちです。帰ったらすぐにニオイ対策を。脱いだらすぐに靴を下駄箱に入れるのではなく、まずは通気性のよい場所に置き、中の湿気を取るために新聞紙や乾燥剤を入れましょう。UVで殺菌できるアイテムもあるのでそれらを活用するとニオイを軽減できますよ。

理想の頻度:ツーリングごと

➌日焼け対策

 日焼けをすると体力を奪われますし、日差しを浴びた箇所が熱を持って身体が火照り、疲労の原因になります。


真夏の暑さ対策として、メッシュジャケットや冷感インナーなど、気をつけている読者は多いと思いますが、じつは意外と効果を発揮するのが肌を露出しないことと、日焼け止めを塗ること。

ジャケットとグローブの隙間や首周りなどが意外と盲点だったりします。

リストバンドや袖が長い冷感インナーを選び、首はネックゲイターをつけるなどで隙間対策を。そして、顔などに日焼け止めを塗れば完璧。

ヘルメットのシールドはUVカットの効果がありますが、それだけでは意外と日焼けするものです。

日焼け止めを塗るだけで日差しのきつさが軽減され、日焼けをある程度防ぎます。じつは曇りの日も日焼けします。紫外線は老けて見えるシミや乾燥の原因になりますよ。

いつまでも若々しくいるためにも日焼け対策を実践してみませんか?

日焼け止めを塗ろう!

日焼け止めは定期的に塗り直すことで効果が持続しますが、面倒に感じることもあるので、俺は日差しが強いと感じた日に、お昼頃にサッと塗るなど自己判断をしています。ただし、日焼け止めだけに頼らずキャップなどで紫外線を軽減するのも重要です。人によっては腕を伸ばした時にジャケットとグローブのすき間から手首が露出してしまうことがあります。意外と日焼けしますし、変な焼け方をするので露出しないように、見落としがちがすき間もしっかりと対策をしましょう。

テクニック:3~4時間に1回塗ろう! すき間も忘れずに!

ネックゲイターも活用

首の後ろはジャケットでもヘルメットでもカバーできない日焼けポイントです。直接紫外線が当たらないようにネックゲイターでガード。日焼け止めを塗り直す必要がないし、ジャケットの首周りが汚れにくくなるのも嬉しいポイントです。

テクニック:首の後ろは日焼けポイン

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BikeJIN2022年9月号(Vol.235)掲載

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