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走行中の“痛み”解消マニュアル~グリップを握る手首や掌が痛い!~

正しいフォームで快適ツーリング

バイクのポジションによって、長時間走行での疲れ方は確かに違う。
でも、アップライトでラクなバイクでも、身体のあちこちが痛くなってしまう…
身体の負担を減らすにはどうすればいいか、原因と対策を考察してみよう!

隙間を残してグリップの外側から握る

腕で体重を支えないように、正しいフォームで乗ることと、ハンドルに力をかけないやさしいグリップの握り方をすることで、手首や掌の痛みはなくせる。レバーの位置も適正に調整しておこう

手に痛みが生じると操作に支障を来たす

腕が伸びきった状態で体重を支えてしまうと、グリップを握る手にそのまま力が加わる。これにハンドルからの衝撃がプラスされるのだから、手首や掌が痛くなるのは当たり前だ。ニーグリップで上体の力を抜き、腕にゆとりを持たせれば痛みはなくなる。
手首の痛みは、やはり腕に力が掛かっていると発生するが、手首そのものが曲がった状態で走行していることも原因。レバーの高さや角度が自分のフォームに合っていないことで、手首に負担をかけていることがあるのだ。
グリップの上に自然に手を載せまっすぐに指を伸ばし、レバーに第一関節がかけられるように角度を調整しよう。

また、レバーとグリップの間隔が広すぎても操作時に負担がかかる。アジャスターが装備してあるなら、自分の手に合った位置にセットする。着用するグローブによっても変わってくるので、臨機応変に調整してやる。

-痛みの原因-
グリップの握り方が悪いと手に痛みが発生

【対策1】きちんとしたグリップの握り方を知る

グリップは握るのではなく手を添える感じで載せる。ハンドルに必要以上に力をかけないようにしておくことが大切なのだ。
グリップの根元部分を握っては腕の力を抜きにくい。まずは、グリップの外側を上から自然に手を載せる。手首が曲がらないようにして、小指から順に軽く握っていくのだ

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【対策2】スロットルを開けた時のグリップ位置を正す

手首が曲がった状態でグリップを握っていると、スロットルが開けにくい。高速走行などスロットルを開けた状態を維持する際にも、手首は曲がったままになる。
正しい握り方をしていれば、スロットルを開けたときにも手首の曲がりは小さい。開け続ける場合には、手首が曲がらない位置に握り直す

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