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[走行中にトラブル発生!]ヘッドライトがつかない時はまずタマ切れを疑う

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。

電球はGSなどで購入できる

ヘッドライトがつかない時はまずタマ切れを疑う

夜中に山道などでヘッドライトが切れてしまったら、前が見えなくて走れない。明るい都市部なら前が見えるかもしれないが、周囲からの被視認性が著しく落ちるのでやはり危険だ。

だからヘッドライトがタマ切れしたらすぐに交換。電球にはいくつかの種類があるが、ガソリンスタンドや自動車用品店でも扱っているので、手に入れるのは比較的簡単だ。

交換はライトが剥き出しのネイキッド系なら簡単。カウル付きでもスーパースポーツはそれほど難しくないが、ツアラー系はインナーカウルを外さないとライト裏側に到達できない車両が多いので少々厄介だ。

また、すぐに電球を購入できない場合は、非常用としてハイビームを使う手がある。下の方法で対向車の迷惑にならないように工夫してみよう。

ちなみに、最新の「LEDヘッドライト」は滅多にタマ切れしないので、点灯しない場合はランプ以外の異常が考えられる。しかも、LEDランプは普通に販売されていないので、バイクショップに依頼するのが得策。

ネイキッド系バイクの電球交換

ライトケースの左右の下側の側面にあるプラスのネジをドライバーで緩めて抜くと、ライトのレンズがリムと一緒に外れる。

ライトの裏側のコネクターを抜く(スモールランプのコネクターも抜く)。ライトを落としてレンズを割らないように、注意して作業する。

ライト裏側の防水のゴムカバーを外すと、電球を固定しているスプリング(針金)があるので、押し縮めてケースから外す。

電球を抜き出し、新しい電球と交換。電球を組み付ける際は、手の油分が付着して熱で割れやすくなるので、素手で触らないにように注意しよう。

カウル付きバイクの電球交換

レプリカ系はカウルの内側(ライトの裏側)にフタがある。ツアラー系は先にインナーカウルを外す必要がある。

これがカウルの内側のフタ。ライトケースを密閉している。回転させると外れる構造の場合が多い。

フタを外すと電球の配線コネクターが見えるので、コネクターを抜く。あとはネイキッドと同じ方法で電球を外す。

ネイキッド系と異なり、電球には様々な種類があるので、購入する際には間違えないように注意。

応急的にハイビームを使うテク

ヘッドライトのタマ切れは、基本的に点灯時間が長い「ロー」側で、「ハイ」は切れていない場合が多い。なので応急処置としてハイビームが使えるが、そのままでは対向車に迷惑だ。

そこで走る前にハイビームで壁などを照らし、ライトのレンズ面を部分的に手で隠してみよう。そして上方向を照らさない場所を見つけたら、その部分にガムテープ等を貼って覆えば良い。

さらにライトの角度調整用のボルト(ネイキッドならライトケース下方の裏側あたり)で、できるだけライトを下向きにしよう。

ハイとローでは照射角が異なる。ハイの状態でライトのレンズ面を部分的に覆って隠し、ローの照射範囲に近くなる場所を探す。

レンズの下半分くらいをガムテープ等で覆うと上方向を照らさなくなる。さらにライトの角度を調整して、なるべく下向きに。

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