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目指せ!ユーラシア大陸横断

ユーラシア大陸横断 モンゴル編⑨ ぼったくり、割り込み ロシアへの再入国に一苦労

目指せユーラシア大陸横断

こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、昨年末から今年2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!

7月27日。ロシアへ再入国

モンゴルの次の目的地はカザフスタン。しかし直接は面していないので一度ロシアに入国しなければならない。日本にいる時からわかっていたことので、日本でロシアのビザを取る際も、2回入国できるビザを申請していた。しかしこのロシアに行くための国境で面倒なことが積み重なった。

国境前でぼったくられる

モンゴル西部の都市ウルギーからロシアの国境まで、ダートを含む約100kmを走行。国境のゲートの直前で迷彩柄の服を来た女性に呼び止められた。3週間前にモンゴルに入国する際は迷彩柄の服を着た軍人の女性に助けてもらっていた。きっと彼女も自分の入国を手伝ってくれるのだろう。そう思った。

彼女は「6000」と紙に書きお金を要求してきた。6000トゥグルグは日本円にして300円程度。何に対するお金かわからなかったが、この程度の金額でトラブルが避けられるならと思いお金を手渡した。
さらに彼女は両替は必要かと聞いてきた。もうモンゴルに戻ることはないのでちょうど良かったと思い、持っていたモンゴルの通貨を全て手渡す。「ロシアだけではなくてカザフスタンの通貨も必要でしょ?」と聞かれカザフスタンの通貨にも両替してもらうことに。
しかしカザフスタンの通貨のレートも知らずに両替したことが問題だった。彼女を信用しきっていたのでいくら渡したかも覚えていないが、おそらく全部で6000円分は渡しただろう。しかし後で手元にあるロシアとカザフスタンの通貨を計算すると、2000円分にも満たない。数千円分をぼったくられてしまった。

彼女は軍人を装った詐欺師だったのだ。考えてみたら軍人が両替することなんてあり得ないだろう。

横入りされて猛抗議

この地域では日本のように1列に並ぶという文化がないようだ。モンゴルでの出国手続きを済ませ、ロシアの税関にバイクを持ち込む申請をするために受付の前で待っていた。しかし受付の前は人だかりのような状況になっている。

モンゴル人かカザフスタン人かはわからないが、現地の人が何食わぬ顔で自分の前に横入りしてくる。これがこちらの文化なら一人や二人の横入りは仕方ないと思い待っていた。だが、さらに次々と割り込まれる。
この時にすでに2時間以上待っていたのでさすがにいつになったら入国できるかわからないのと、イライラを抑えきれず、割り込んできた人に後ろに並ぶように抗議した。
英語で話しかけたが、英語が通じていないよう。どうせ言葉が通じないなら自信のない英語で話すよりも、普段使っている言葉のほうが怒っているのが伝わると思い、口調の強い日本語で抗議した。
それでも彼は「知り合いと一緒に並んでいるから横入りではない」と言い張るが、横入りしているのは明らか。言ってもわからないなら力づくでもと思い、彼を引っ張り後ろに並んでもらうことにした。

ちょっと荒手な方法だったが、抗議したことでこの後は横入りされることはなくなった。もし抗議していなけれ、さらに次々と横入りされていただろう。

職員も仕事が遅い

これだけ税関に人が集まっているのは、ただ入国する人が多いだけではなく、職員にも問題があるようだ。並んでいる間に職員の様子を見ていても、その仕事ぶりは非常にゆっくりだ。パソコンに文字を入力するするのもゆっくり。書類をコピーするのもゆっくり。これなら行列ができるのも納得できた。
3時間以上待ってようやく税関の受付の職員に書類を渡す。書類に不備があったので書き直していると、担当していた職員がカバンを持って退席してしまった。時刻は昼の3時ごろ。昼食とも終業とも考えにくい。すぐに戻ってくるだろうと思い、30分ほど待ったが戻って来ず。隣の席の人に聞いても、どこに行ったかわからないとのこと。結局戻ってくる様子がないので隣の席の人にお願いして手続きしてもらうことになった。ここでは何も言わず退席することが許されてしまうのか。

結果的に入国に5時間も待つこととなった。これからも何度も国境を越えるので、今後も同じようなことはたくさんあるだろう。非常に疲れた1日となった。

・ユーラシア大陸横断 ロシア編1
・ユーラシア大陸横断 ロシア編2
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・ユーラシア大陸横断 ロシア編5
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・ユーラシア大陸横断 ロシア編8
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・ユーラシア大陸横断 モンゴル編8

合田紘之(ごうだ ひろゆき)

1987年生まれの31歳。横浜市出身、札幌市在住。
18歳で二輪免許を取得し、法政大学在学中にバイクで日本を2周する。
その中で北海道が気に入り、2010年から7年間、北海道新聞の記者として札幌市や登別市、紋別市などで取材で駆け回っていたが、バイクで世界をツーリングするために退社。
身長は168センチで愛車のアフリカツイン750はやっと足が届く程度。英語は初心者レベルなので、世界の人たちとコミュニケーションをとるために日々奮闘中。

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