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神々しい山々に囲まれたニセコに到着!見たい景色にやっと出会えた1泊2日のまったり旅②

北海道の中でも札幌や千歳からアクセスしやすいニセコ
道内有数のリゾート地でありながら、ライダーに人気のエリアだ
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の眺望や周囲のワインディングを巡り
その人気の秘密を探る1泊2日のお手軽旅に出かけた!

ニセコに向かって山の中を突き進む!

柿崎商店・いとこ丼

小腹が空いてきたので、ニッカウヰスキーの工場からほど近い柿崎商店でやっとランチタイム。ここで、人気メニューの「いとこ丼」をいただく。いくらとサーモンの刺身で埋め尽くされた丼はボリューム満点。いくら好きとしてはこのプチプチ感がたまらず、雨で疲れた身体を癒してくれた。気力も体力も回復したところで、ニセコの宿を目指して再スタート!

裏ニセコパノラマライン(県道604号)

国道5号を南下し、地元の人から「裏ニセコパノラマライン」と呼ばれている道道604号に向かう。道の入り口はワイス温泉の看板が目印で分かりやすい。
走り出すと前半の区間は眺望があまり良くないが、標高が高くなってくると道が開けてくる。交通量はほとんどなく、緩やかなカーブが連続し、日本海側へと続いていく。ニセコパノラマラインと交わる手前で、日本海を一望できるビューポイントもあり、遠くには泊発電所を望めた。気持ち良く適度なワインディングとして札幌近郊のライダーから人気らしい。また、国道からの抜け道としても活用しているとのこと。

ニセコから余市までの距離は約80㎞と予想以上に距離があった。日も沈みかけていたので、ニセコパノラマラインを経由して一気に今日の宿まで走り抜ける。気が付けば雨も止んでいて、曇りまで天気が回復しているじゃないか!このくらいの天気なら、翌日は羊蹄山が拝めるのでないかと楽しみになってきた。

ニセコ旅物語

今回お世話になったのは「ニセコ旅物語」という宿。20年以上前に本州から移り住んだオーナーの五十嵐さんが営んでいる。もちろんご主人もライダーとして、道内のジムカーナ大会に参戦したり宿泊しているライダーと一緒にツーリングしたりとバイクライフをエンジョイしている。
北海道の夜は「つるべ落とし」のようにストンと暗くなる。真っ暗になるギリギリのチェックインになってしまったけれど、バイク置き場を教えてもらい、濡れたウエアを干せる場所に案内してもらった。部屋に移動し荷物を片付け、談話室に向かう。当日はオレっちのほかにも3人のライダーが宿泊していた。近くの温泉から戻ってきたばかりのようで年齢もバラバラ、全員ソロツーリングで北海道を回っていたらしい。「どこから来たの? 北海道に入って何日目?」と、たわいもない会話をしているうちに夕食の時間になってしまった。

当日の料理は、五十嵐さんが来てくれたライダーに喜んでもらうために、地元で採れた野菜や、鹿肉を使ったものが中心だ。
食事のあとは、五十嵐さんや宿泊していたライダー達と一緒に一杯飲み交わす。ニセコの楽しみ方を教えてもらったり、翌日、みんなで朝食前のショートツーリングに行く計画なども話し、夜が更けていった。

朝になると外で暖機をしているバイクの音で目が覚めた。急いで彼らと合流すると、雨が降っていない! これからニセコパノラマラインで標高が1番高い神仙沼まで行くという。さっそくみんなで走り出すと標高が上がるにつれて深い霧が出てきてしまい辺りは真っ白だった……。

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