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走行中の“痛み”解消マニュアル~長時間同じ姿勢で腰が痛くなる~

正しいフォームで快適ツーリング

バイクのポジションによって、長時間走行での疲れ方は確かに違う。
でも、アップライトでラクなバイクでも、身体のあちこちが痛くなってしまう…
身体の負担を減らすにはどうすればいいか、原因と対策を考察してみよう!

下半身で車体をホールドし上半身から力を抜いてみる

正しいフォームは、背中がわずかに弓なりになるちょっと猫背のスタイル。これなら背中や腰への負担が小さく、腕や首、肩にも不要な力がかからない。腰痛を軽減するには最低限この姿勢を実践する

正しいフォームで腰への負担を軽減

長時間にわたってバイクに乗り続けると腰への負担は大きい。そんな腰の痛みを軽減するための具体的な方法はなかなか見つからない。医者によれば、長い時間同じ姿勢でいるのが良くないらしい。とはいえ、走行中にシートの上で動き続けるわけにはいかない。

最善策は正しいライディングフォーム。自分の体格に合った着座位置にきちんと腰を下ろし、腕を伸ばしてハンドルに手を添えたとき、ヒジが軽く曲がるようにする。下半身で車体をホールドして上体から力を抜くと、わずかに猫背になるフォームになるはず。その状態でなら、すぐに腰に痛みが出ることはない。

背中が伸びきった状態だと背中から腰にかけてムリな力がかかり、路面からの衝撃が直に腰に掛かり、痛みを誘発する。
走行に支障がない範囲で上体をねじるなどのストレッチで血流を促すのもひとつの方法だ。

-痛みの原因-
一直線に伸びた背中が腰に負担をかける

【対策1】正しいフォームでバイクに跨る


正しいライディングフォームを取るには、自分の体格に合った位置にまずは腰を下ろす。両腕を前方に伸ばしてハンドルグリップの外側に手を添える。グリップを軽く握り、肘が軽く外側に曲がる程度に上体を前屈させる。下半身で車体をホールドして上体から力が抜けていれば、それが基本姿勢だ

【対策2】ニーグリップで体重を腰から逃がす

走行する車体を安定させるためにはニーグリップが有効だ。実はニーグリップは下半身も安定させるので、上体からムリなく力を抜くにも効果的なのだ。
逆にニーグリップをしないと、腰やお尻に体重を預けてしまうことになり、腰やその他の部分に負担をかける。結果、痛みを誘発してしまうのだ

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