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BikeJIN

DUNLOP SPORTMAX ROADSMART Ⅳ
~その実力を探る 1000㎞試乗~

Promotion

ウエットグリップ向上とロングライフ、そして疲れ知らずのツーリングラジアル
ロードスマートⅣを少し長めのテストライディングしてみました

問い合わせ
住友ゴム工業
TEL:0120-39-2788
http://tyre.dunlop.co.jp/

抜群の衝撃吸収性

試乗会の時のようにロードスマートⅢとⅣが同じ車両に装着されていて、それを交互に乗り比べれば両者の違いは明確だ。これまでにレポートしたように、初期旋回の軽さやギャップを乗り越える時の衝撃吸収性の良さなどは多くのライダーが体感できるはずだ。しかし、履き替えて1台だけに乗るとなると、比較対象がないので言葉で表現するのが難しい。どんなに良いものでも人間は慣れてしまうからだ。

200㎞を走ったころに本降りの雨の高速道路を走る機会を得た。気温が9度程度で少々寒かったが、走行中にタイヤや濡れた路面を意識することがなかった。「滑りそうで怖い」という信号を発しないということは、ストレスを大幅に軽減しているのに等しい。シリカ配合量をⅢに対して150%とした新しいコンパウンド、そして排水効率を上げるための細構化と溝角度の見直しが効いているようだ。

きれいな路面では軽快なハンドリングが感じられる。自然なリーンに合わせてカーブを曲がっていく乗り味は、コーナリングの醍醐味を感じさせてくれるもので、ロードスマートⅣの大きな魅力だ。高速道路の導入路が思ったよりも回り込んでいた時は、もう少し向きが変わって欲しいと勝手な感想を抱きながらも、リーン中にもう一度曲がりなおせる自由度があることも体験できた。

カーブ後半でリーンしたままスロットルを開けたときの踏ん張る感じが分かりやすい。スポーツ性の高さも十分なレベル

結局1200㎞ほど走ったが、走行当日はもちろん翌日に筋肉痛や身体の重さを感じることがなかった。「疲れにくさ」の恩恵を受けていたようだ。

知らない道でも安心

今回のトピックスはカーブの途中で路面があれていた時に、ロードスマートⅣの衝撃吸収性の高さを感じたことだろう。

70年代に作られたと思われる片側1車線のワインディングロードでのこと。枯れ葉や小枝などが散らばり、落石カ所がパイロンで囲われているなど、整備が行き届いていない峠道。路面状況もお世辞にも良いとは言えないレベルだが、これはこれで面白い。ところが、少し下りながら左カーブにアプローチし、カーブの途中から登りに転じる左カーブに遭遇した。しかも入り口のアスファルトが荒れていて、そこを乗り越えて向き替えと同時に加速したいのだが、そこにうねりとギャップがあったのだ。下りながらフロントヘビーのまま旋回し、少し傾いたままスロットルを開ける。うねった路面で前輪と後輪がねじれるような動きをしながらフロントタイヤの荷重が抜けて路面から離れ、次の瞬間にフロントタイヤが傾いたままドン!と着地する。「あっ、いやな感じ」と身構えたが、ハンドルが振られることもなくスッと安定した。

カーブの途中の路面のうねりに一瞬フロントタイヤが路面から離れ、次の瞬間に車重と遠心力を一気に受け止める想定外の状況。前後共にしなやかに衝撃を受け止めるロードスマートⅣのおかげで、車体が大きく降られることなく、瞬時にバイクの姿勢が安定した。

ツーリングに出れば、当然初めて走る道が多い。そしてワインディングロードともなればブラインドコーナーも多い。制限速度以内で注意深く走っているつもりでも、今回のようなことは起こり得るのだ。

ロングライフやウエット性能向上もありがたいが、コンパウンドと独自の構造による衝撃吸収性は、安全と疲労抑制に大きく寄与する。やっぱりロードスマートⅣの旅ヂカラ、はかなりハイレベルである。

IMPRESSION

涼しい顔のロードスマートⅣ

1200㎞程度では見た目で分かる摩耗はない。タイヤサイド斜めの溝の縁は編摩耗しやすいポイントだ。しかし一部が削れて角が取れてしまっていることはない。また、ワインディングロードを走っても溶けて青光りすることもないので、次に走りだすときも安心感が高い。