トナリのバイク人[2024年10月号掲載](関東編)
真夏のバイクはもはや修行の域に達するほど暑く
走っているときに雨が降ることを願ってしまうほどだ
そんなギラギラの酷暑にも負けず
お洒落にバイクを楽しんでいる人たちの元気な姿をお届けしよう!
BikeJIN vol.260 2024年10月号参照
Hさん 77歳
BMW R75/5
Helmet:-
Jacket:-
Glove:-
Pants:KOMINE
Boots:SPICA
バイク歴は60年以上の大ベテランで、R75/5を2台のほかノートン・コマンドMK3、ダグラス・L3などを所有。一日のうちに2台ほど走らせて愛車の調子を確認することを欠かさない
[Point]白のパンチングレザーで真夏もセーフティ&クール
バイクウエアは30着ほど所有していて、走らせるバイクによってコーディネートを変える。ダグラス(英国旧車)に乗るときはハンチングを携行するなど、旧車と相性がいい乗馬用のウエアやアイテムも使う。この日はパンチングレザーで、化繊メッシュも持っているが、やはり安心感はレザーが上とのことだ。
白のパンチングレザーが涼しげで、胸元のオリジナルピンバッジがいいアクセントだ
Kさん 70歳
Kawasaki ZX-25R
Helmet:SHOEI
Jacket:BATES × Kawasaki
Glove:GOLDWIN
Pants:KOMINE
Boots:KUSHITANI
48歳でリターンして22年目。愛車はこのほかにZX-10RとカタナカスタムしたGSX1400を所有。憧れはZ1というカワサキ好きで、ツーリングもカスタムも存分に楽しんでいる
[Point]ライムグリーンをジャケットとブーツにあしらう完璧コーデ
ZX-25RのKRTエディションと同じ、ライムグリーン、ブラック、レッドを配したカラーコーデがぴったりとハマったウエアリング。ジャケットはベイツとカワサキのダブルネームだから相性抜群なのは当然として、カラーオーダーしたというクシタニのライディングブーツが非常にマッチ。カワサキファン必見だ。
スタンダードは全パーツがブラックだが、見事なカラーオーダーで完璧なカワサキ仕様だ
Oさん 58歳
SUZUKI KATANA
Helmet:SHOEI
Jacket:ROUGH&ROAD
Glove:Clay Smith
Pants:WORKMAN
Boots:elf
当時からカタナのファンでかつては400カタナを所有。100台限定で発売された赤いカタナにはとても満足していて、テールカウルをカスタムするなどして自分だけの仕様にしている
[Point]透けるほどの大穴メッシュで酷暑もクールに駆け抜ける
好きなブランドはクレイスミスで、日常的に愛用しているそうだが、猛暑日となったこの日はラフ&ロードが“究極”とうたうほど通風性に優れるメッシュジャケット。今年購入したばかりで「すごく涼しい」とのこと。酷暑対策は毎年いろいろと試しているそうだが、「ダイエットと開き直った」と大汗もかいている。
ビッグホールメッシュというだけあって、内側が透けて見えるほどメッシュの目が粗い
Iさん 38歳
SUZUKI Hayabusa
Helmet:SHOEI
Jacket:KUSHITANI
Glove:HYOD
Pants:KUSHITANI
Boots:alpinestars
サーキット走行も楽しもうとGSX-Rを所有していたが、ツーリング仲間が増え、ハヤブサに乗り替えた。愛車の感想は「とにかく最高。すべてが上質」と充実したバイクライフをすごす
[Point]暑さは増しても黒の精悍さはやはり捨てがたい
バイクウエアは日本ブランド派で、とくにクシタニは安全性はもちろん、作りやサイズ感がしっかりしていると好んで愛用。またHYODもお気に入りで、レザージャケットやレーシングスーツを所有している。今欲しいのはレザージャケットで、シンプルなシルエットが格好いいクシタニのスクリプトジャケットを物色中。
クシタニのデニムは伸縮性と耐久性を両立していて、側部のベンチレーションで夏もOK
Nさん 56歳
BMW R nineT
Helmet:Arai
Jacket:REV’IT!
Glove:FLAGSHIP
Pants:MaxFritz
Boots:ALPHA INDUSTRIES
空冷2気筒が好きで愛車に選んだR nineTは、コンパクトで乗りやすい。峠道も想像以上に楽しく、前後ホイールをアルミ鍛造に換装して性能アップ。月2回のツーリングを満喫中だ
[Point]他人と被らないブランドでオリジナリティを演出
バイクウエア選びは、まずスリムなシルエットで、さらにひと目見たときの印象がよく、他人とカブらないもの。グレー系が好きで、モノトーンのカモ柄が気に入って購入したレブイットのジャケットは着心地もいい。カドヤのSR JACが欲しかったが、すでに廃番。買っておけばよかったと後悔しているそうだ。
オランダのブランドであるレブイットは、高機能&高性能ながら通好みのブランドだ
Kさん
HONDA CBR400R
Helmet:SHOEI
Jacket:KUSHITANI
Glove:alpinestars
Pants:OXFORD
Boots:WILD WING
新型コロナ禍をきっかけに二輪免許を取得。CB250R からステップアップしたCBR400Rはモアパワーとフルカウルで乗りやすさもアップ。九州や紀伊半島など長距離ツーリングも楽しんでいる
[Point]愛車とカラーコーデしつつホワイトで涼感もアップ
レディスが少ないバイクウエアに悩みつつ、カラーコーデとスタイルでお洒落に見えるよう、バイクウエアにこだわらず一般アパレルも使って工夫することも楽しんでいる。この日はモノトーンにホンダレッドに合わせた赤をアクセント。欲しいアイテムはクシタニ、HYOD、カドヤなどのレザージャケットだ。
ブーツはワイルドウイングの厚底で、足着き性アップ。履き心地も気に入っている
Hさん 55歳
HONDA GB350S
Helmet:SHOEI
Jacket:HYOD
Glove:MOTORHEAD
Pants:HYOD
Boots:ROUGH&ROAD
学生時代からバイクに乗りたかったがタイミングが合わず、ようやく乗れたのが半年前。GB350はパワーがないぶんおとなしくて乗りやすく、月に2 ~ 3回の週末ツーリングを楽しむ
[Point]シンプルなコーディネートながら安全性と涼感をしっかり確保
カッコよさと安全性を備えたウエアを探したところ、ジャケットとパンツはHYODをチョイス。メッシュは涼しくて気持ちいいが、日を浴びているときは暑く、「黒を選んだのはちょっと失敗」。バイク歴半年だから、まだ秋冬用ウエアを持っていないため、HYODから好みのものを探す予定とのことだ。
太ももに設けられたファスナーベンチレーションはかなり効果的で、涼しく走れるそうだ
Mさん 62歳
Vespa Sprint150 Adventure
Helmet:Vespa
Jacket:KOMINE
Glove:Baggy
Pants:EDWIN
Boots:UNDER ARMOUR
原付を買い替えようと訪れたショップで勧められたベスパを気に入って購入。峠道の上り坂はスロットル全開になるものの、高速道路はゆったり快適。このほかにF800Rも所有
[Point]愛車のカラースキームとまったく同じジャケット
スクーターに乗るときもきちんとライディングウエアを着用し、プロテクター付きのものを選ぶ。冬は革ジャンにインナープロテクターを装備している。ベージュ+ブラックの組み合わせは“たまたま”だそうで、愛車に合わせてこのメッシュジャケットを選んだわけではないそうだ。とはいうものの、相性のよさは抜群。
エドウィンのジーンズはバイク用ではないが、ウエスタンムードが漂う飾りが洒落ている