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[バイクライフ計画]ワインディングロードで思い切り曲がりたい

我々ツーリングライダーにとってバイクは移動手段だ
しかしバイクにはほかの乗りモノと違った楽しみがある
バランスを取りながら車体を傾けて曲がるという特性だ
ただ乗るだけでも楽しいバイクで曲がりまくろう

バイクを操る醍醐味をワインディングで堪能

 ツーリングルートを考えるとき、海岸線や高原地帯の見通しの良い曲がっていない道を選ぶか、それとも峠道をつないでクネクネした道を選ぶかばライダーの好みよる。

 バイクは自立できない乗り物で、ライダーがバランスを取り、曲がるためには速度を調整しながら傾けていくという難しさがある。しかし、そこがバイクの楽しみでもある。自分の思い通りに操ることが醍醐味なのだ。ココに魅力を感じるなら、ワインディングロードをルートに組み込むだろう。

 ここではスポーツ派ライダーなら一度は走りたいと思うであろうワインディングロードを、編集部ナカジマの好みで紹介する。

 各地の山岳地帯に位置する観光道路は冬季閉鎖や通行料がある場合があるので注意が必要となる。

箱石峠

~隠れファンが多い阿蘇の峠道~

ミルクロードややまなみハイウェイといったメジャーロードが近隣にあるため話題に上ることは少ないが、箱石峠のファンは多い。阿蘇市一の宮町から国道265号を高森町へ向かい、阿蘇東外輪山を上った峠が箱石峠。重箱を3つ重ねたような茶褐色の大きな石があることが名前の由来。放牧された牛たちが草を食む姿を見ることができる

津軽岩木スカイライン(雪の回廊)

~バイクを眺めながらひと時を過ごしたい~

県道弘前~鯵ヶ沢線の嶽温泉をすぎ、羽黒温泉郷付近から岩木山の8合目まで上る有料自動車道。全長9.8㎞の間に69のカーブが詰まっている。麓からブナの原生林を切りひらいた峠道は延々とヘアピンカーブが繰り返され、修行のようでもある。北海道の松前半島、津軽半島の権現崎と十三湖、七里長浜、そして鯵ヶ沢から大戸瀬まで見渡せる

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志賀草津道路

~火山地帯の国道最高地点を通る~

国道292号のうち群馬県の草津温泉と長野県の湯田中温泉をつなぐ長い山岳道路区間の愛称が志賀草津道路。途中で、標高2172mの国道最高地点を通る。草津側からワインディングを駆け上ると途中で白根山と本白根山の間を通過。やがて森林限界を超えると2000m級の稜線は視界が大きく開けて、まさに天空の道。夏の早朝には雲海に会えることも多い

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芦ノ湖スカイライン

~箱根ツーリングの定番名所~

芦ノ湖の西側を南国に走るルートで全長10㎞を超える。富士山の眺望にも優れており、国道1号と交わる箱根峠から北上すると正面に富士山の裾野から頂上までを一望できる。その美しさから各種撮影に使用されることも多い人気ルートだ

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西伊豆スカイライン

~富士山や駿河湾と出会える爽快な峠道~

静岡県伊豆半島の修善寺と海岸線の戸田を結ぶ県道18号の途中にある戸田峠と、国道136号が通る南側の舩原峠をつなぐワインディング。達磨山と伽藍山の山頂付近をつなぐように稜線を走り、バリエーションに富んだカーブとアップダウンは走りごたえ十分だ

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伊吹山ドライブウェイ

~頂上から琵琶湖を見下ろす視界良好な峠道~

日本百名山にも選ばれる霊峰・伊吹山。全長17㎞の道のりは視界が良いワインディングロード。途中には最大斜度10%とい勾配があり、頂上に向かって駆け上るとき、それは空のかなたに続いていくような錯覚さえ覚える。山頂駐車場のスカイテラス伊吹山からの眺めは素晴らしく琵琶湖を一望できる。天候に恵まれれば若狭湾も見渡すことができる

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日光いろは坂

~ヘアピン道路の代名詞~

日光は東照宮、華厳の滝、秋の紅葉などで人気の観光地だ。しかしライダーにとっては、なんといっても「いろは坂」が人気のスポットだ。連続して回り込んだカーブは手ごわいが、一方通行なのと、途中は2車線部分もありるので比較的走りやすい。休日の昼間はマイカーと観光バスが多く数珠つなぎとなるので楽しめない。できれば平日や早朝などの交通量が少ない時に走りたい

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