
ソロツーリングで気を付けるべきこと5選|ツーリング成功マニュアル
「無事に帰れたけど、何か物足りない」──そんな思いを抱いた週末ツーリング後にこそ見直したい、ルーティングの大切さ。走る喜びを最大化するための5つのポイントを紹介します
“スキマのある計画”がリア充ツーリングのカギ
週末のツーリングを終えて自宅に着き、荷物を片付けてひと息着いたたとき「……なんだか物足りないな」「もっといいロケーションのなか走りたかったな……」と思うこと、ありませんか? 自身にも愛車にも事故やトラブルなく、無事に帰ってくることができたのは何よりいいことですが、ツーリングを振り返ったときに「もっとスムーズに走りたい」や「次はこのスポットにも立ち寄ってより充実させたい」と思うのは、ライダーの尽きない欲求と言えるのではないでしょうか?
そうした〝理想のツーリング〞の実現に近づくためには、まずはルーティング(ツーリング計画)が重要。ありがちな失敗なのが、あれもこれもと行きたいスポットを詰め込んでしまったりして、スケジュールに縛られ過ぎてしまうこと。ただ次のスポットを目指すだけでなく、その間の道や場所、人々との出会いがより充実したツーリング体験につながるはず。そうしたことを受け入れる〝スキマ〞があるルートとスケジュールを組むことを意識してみましょう!まずは抑えておきたい5つのポイントをチェック!

どれだけ準備や下調べをしていても、ツーリング中は予期せぬトラブルに出くわしてしまうもの。急な道路工事や自然災害による通行止めなど、事前に把握しきれない事態もあるので、そこから迂回できる道を探すなど落ち着いて対処していくことが大事。他にもパンクなど車両トラブルが起きた際のために、工具や修理キットを携行する、JAFなどの修理サービスの連絡先を控えておくなど備えておくようにしましょう

風を感じて走るのは気持ちいいですが、長時間の走行では気づかないうちに集中力や体力を奪われてしまっています。「定期的な休憩」は、はじめから計画に組み込んでしまうことが大事なポイント。目安は1 ~ 2時間ごとに15分程度の休憩。水分補給や軽いストレッチを行えば、疲労の蓄積を防いで、安全に走ることができる。あらかじめ道の駅などの休憩スポットをルートに入れておくと安心です。無理せず、ゆとりを持って走りましょう
【POINT1】“絶対行く”目的地は2つまで
計画の段階で、あれもこれもと行きたい場所を詰め込んでしまうと、時間に追われてしまい、ただ次の目的地を目指すだけのツーリングになってしまう。目安としては“絶対に行く”目的地は2つまでに絞るのがコツ。そうすることで、余裕を持った走行ができ、道中の景色や休憩もじっくり楽しめます。予定外の寄り道も、時間的なゆとりがあればこそ。走る時間だけでなく、「楽しむ時間」も計画に入れておくのが上達への第一歩!
【POINT2】ルート決定の前に一度ナビを疑う
スマホ等のナビは便利である一方、最短距離を優先するためあまり、狭い山道や荒れた農道を案内されることも。それは初心者には不安定で危険なルート。ルートを決定する際は、一度その案内を“疑う”ことが大切で、他の地図アプリや余裕があれば紙地図でも全体の道のり、交通量や道幅などをチェックしましょう。ナビはあくまで“参考”と捉えて、安心して走れる道を自分の目で選ぶ意識を持つのがツーリング成功の秘訣です
【POINT3】周辺の絶景道/スポットもリサーチ
ツーリングの楽しさは目的地だけでなく、道中の発見にもあります。メインルートだけでなく、その周辺にある絶景道や穴場スポットを事前にリサーチしておくと、旅が一層充実します。例えば、少し遠回りして走れる海沿いの道や、展望台、名物グルメの店など。余裕のあるスケジュールにすれば、気になった場所に立ち寄る余地も可能。ふと思い立って寄った道やお店が思い出になることが多いのがソロツーリングです
【POINT4】夕飯までに自宅周辺まで帰るを目安に
暗くなってからの走行は視界も悪く、疲労も重なって事故に遭うリスクが上がってしまいます。特に初心者は、余裕を持って明るいうちに自宅近くまで帰ってくる計画が安心。目安として「夕飯までに自宅周辺まで戻る」が正解。夕方の渋滞や予期せぬトラブルも考慮し、15 ~ 16時には帰路につける計画がおすすめ。最後まで安全に終えることで、次のツーリングへの自信につながります。無理のない時間配分で、スムーズな帰宅計画を
【POINT5】ソロの醍醐味である“自由な単独行”
他の人に合わせる必要がなく、自由気ままに走ることのできるソロツーリングは、自分のペースで走り、気になった場所に立ち寄れることもできるのが最大の魅力。予定に縛られすぎず、天気や気分でルートを変えるのもアリ! 景色のいい休憩スポットが見つかったら、思いきって予定を変えてそこで数時間昼寝してしまうのものも気持ちいいはず。自由を満喫する何としてもOKな自分だけのツーリングを楽しもう
前日のスケジュールも大事!
