春のツーリングを彩るライダーの装い|トナリのバイクジン関西

時には強い風にブルッと震えることもあるけれど、暖かい日差しにふと春の気配を感じるシーンが増えましたね。もうすぐ訪れるツーリングシーズンに向けて、関西のバイク人たちの素敵な装いをキャッチしました!

※BikeJIN vol.267 2025年5月号参照

白戸さん 28歳

BMW M1000RR
Helmet:SHOEI
Jacket:KUSHITANI
Glove:KUSHITANI
Pants:KUSHITANI
Boots:KUSHITANI

山梨県からロングツーリングの途中。昨年購入したばかりのM1000RRは車体が軽いのにパワフルで、運転がうまくなったような感覚になるほどコーナーが楽しいのだとか!

[Point]ロンツー中もカッコいい!ブラックレザーで魅せる硬派スタイル
ハイパフォーマンスなマシンに合わせてそろえたブラックレザーは、良いものを長く使うためにクシタニ製をチョイス。全身をビシッと決めることで安全性が高まっただけでなく、気持ちまで引き締まるのだそう。ジャケットはあえてフード付きのものを選び、抜け感を演出してカジュアルに着こなしている。

全天候対応のリアバッグは、BMW純正品としては珍しいホワイト×オレンジの配色

鈴木さん 65歳

KAWASAKI Z650
Helmet:Kabuto
Jacket:MOTORHEAD
Glove:YELLOW CORN
Pants:WORKMAN
Boots:GOLDWIN

昨年12月に納車されたばかりの愛車は、まだ走行距離911㎞で慣らし運転中。サスペンションがやわらかくマイルドな乗り心地で、足着きも良いところがお気に入りポイント

[Point]納車したての愛車に似合う、差し色が光るニューヘルメット
普段なら寒い季節はツーリングをお休みしているが、今季は購入したばかりのZ650に乗るため冬眠を中止。手が冷えないようハンドルカバーを使用し、代わりに操作性の優れたメッシュグローブを使用するなどベテランライダーの技が光る。ジャケットとカラーを合わせたLeeのボディバッグもオシャレだ。

納車に合わせて購入したヘルメットは、愛車と同じ蛍光グリーンの差し色が決め手だ

サントスさん 41歳

KTM 1290 SUPER DUKE R
Helmet:agv
Jacket:THE NORTH FACE
Glove:KUSHITANI
Pants:KNOX
Boots:DAINESE

週末は仲間とツーリングに出かけるのが日課。KTMが好きで、現在の愛車は2台目。オレンジカラーと、思い通りにワインディングを走れるトルクのあるエンジンがお気に入り

[Point]インナープロテクターで実現する、春の陽気に合うオレンジコーデ
ひときわ目立つ鮮やかなジャケットは、ノースフェイスとしては珍しいオレンジ色。インナープロテクターと組み合わせることで安全・快適にツーリングを楽しめる。またインナーウエア選びも大切で、この日も着ていたダイネーゼのアイテムは裏ボアで保温性能が高く、標高が高い峠道でも寒さに負けないのだ。

KNOXのインナープロテクターは、切り裂きと摩耗に強い特殊生地で作られた優れもの

川口さん 48歳

AJS 71Desert Scrambler 125
Helmet:ISHINO SHOKAI
Jacket:Paul Smith
Glove:DAYTONA
Pants:WORKMAN
Boots:━

おもちゃ的にイジれるバイクを求めて、イギリスのメーカーAJSのデザートスクランブラー、中でも半導体不足の時期に限定で販売されたキャブ車を購入したマニアックなオーナー

[Point]希少なキャブ車に合わせるのは、しっとり上質なダブルライダース
この日着ていたのは愛車の故郷イギリスのブランド、ポールスミスのダブルライダースジャケット。その着こなしはもちろんのこと、ワインレッド×ディープグリーンの裏地まで格好よく、まるで映画の世界から飛び出してきたようなスタイルだ。聞けば普段からの愛用品だそうで、ハイセンスなアイテム選びが光る。

ジャケットのフロントジップを閉めたスタイルが、スマートな川口さんにとても似合う

岡本さん 57歳

SUZUKI GSX-1300R HAYABUSA
Helmet:SHOEI
Jacket:KOMINE
Glove:TAICHI
Pants:HYOD
Boots:DAYTONA

受付期間はわずか1カ月だったという貴重な限定モデルの隼を操るライダー。じつは40代の頃、先に免許を取得した娘さんの影響でバイクに乗り始めたという珍しい経歴の持ち主だ

[Point]芯のブレないアイテム選びで、カジュアルの中に渋さが光る
ブーツにワンポイントで白を取り入れたのが、この日のファッションポイント。カジュアルながらも岡本さんの渋い雰囲気によく似合う、ラフ過ぎないアイテム選びにセンスを感じる。ちなみに購入の際は、実物を見たら一瞬で「コレにしよう!」と決められるそうで、芯の通った生き様が表れているように感じられた。

ホイールまで純正で赤いのがこの年式の特徴。キャンディカラーが輝いて美しい!

ヒデメガネさん 45歳

HONDA GB350
Helmet:HORIZON HELMETS
Jacket:KOMINE
Glove:SORIBIA
Pants:BLUE MONSTER CLOTHING
Boots:SOREL

元々カブを所有し、高速道路を走るために増車。ヤフオクで購入した車両を1年かけてレストアしただけでなく、シートやグリップ、バッグまで自作したというDIYの達人だ

[Point]DIYで創り出した温かみのあるアナログ&クラシック
タンクをオフホワイトで自家塗装したエストレヤは、純正よりもクラシカルで落ち着いた雰囲気。それに合わせて、ウエアはシンプルで普段着のようなさりげないアイテムを選んでいる。モスグリーンのジャケット、トリコロールのヘルメット、デニムパンツなど世界観がありながらも自然な着こなしが素敵だ。

あえてアナログのチープカシオを、ウォールナットの自作カバーに収めて使用している

かずやさん

TRIUMPH SPEED TWIN 1200
Helmet:SHOEI
Jacket:AGE OF GLORY
Glove:AGE OF GLORY
Pants:KNOX
Boots:GAERNE

オリジナルのクリーム色のタンクが可愛いスピードツインは、昨年4月に納車された。じつはその前に乗っていたのも同じ車種。他のバイクに乗ることは考えられないほど好きなのだそう

[Point]上質なレザーを身にまとい、バイクの美しさを際立たせる
人気インスタグラマー・ジャペックスアンバサダーとして活動されているかずやさん。この日はバイクが主役となるよう黒を基調としたコーディネートにしたそうで、とくにレザージャケットは外せないお気に入りアイテム。バイクの造形美が際立つ素敵な写真は、インスタtkmoto_をチェックすべし!

やわらかく手に馴染みやすいレザーグローブは、内側がフリースなので寒い日も快適だ

加生さん

HONDA CBR650R
Helmet:SHOEI
Jacket:POWERAGE
Glove:KUSHITANI
Pants:EDWIN
Boots:NANKAI

スラッと華奢だが「年末に峠へ行ったら雪が積もってたんです」と話すアクティブでタフなライダー。ヤマハR1やスズキGSX-R1000を乗り継ぎ、現在の愛車を選んだ

[Point]ベージュの爽やか春コーデが真っ赤な愛車にベストマッチ!
真っ赤なバイクを選んだ理由は意外に現実的で、派手な色の方が周囲の車に認識されやすいから。ウエアは車両とのバランスを考えたそうで、逆に目立ちにくいベージュとジーンズ。乗車中の姿はさながらモデルで、アグレッシブな走りとのギャップに、ライダーなら誰もが振り返るほどの魅力が感じられた。

購入したばかりのレザーグローブはしなやかで着け心地がよく、使い続けるのが楽しみだ

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