関サバに並び劣らずのブランド鯖が、東京から50kmの地で食べられることをご存じだろうか?
それは三浦半島で水揚げされる「松輪サバ」。冬が旬の逸品目当てにツーリングへ繰り出しませんか?
冬こそ楽しめるスポットへGO!!
真冬の旬を食べたいなら三浦半島で松輪サバ!!
そんな至近距離にブランドサバがあるなんて!
冬ツーリング、その目標に旬のうまいもんを据えるとなれば、ルーティングはちょっと入れ込み気味になってしまうもの。特に、撮影で全国のうまいものを食い散らかし、さらにはロングツーリングをこよなく愛する編集オノデラとしては、当然、東京から半径500㎞圏内はターゲットに入っていなかったのだが、あるブランド物が頭に浮かんだのだった。
関サバと言えば全国でも名だたるブランド品であるが、関サバに負けない逸品が超至近距離の三浦半島にあった。それが「松輪サバ」である。そもそも、松輪サバの存在を知ったのは、かのグルメ漫画の一シーン。頭の中には〝美食倶楽部を主宰する、あの海○雄○さえも知らなかった幻の魚〞とインプットされていたのだ。
ちょろっと調べると、夏のゴマサバに変わって旬となるのがマサバで、秋以降に脂が乗って実に旨くなるとか。ということで、片道500㎞のロケに備えて用意したBMW S1000XRで片道50㎞の三浦半島へ向かったのだった。
横浜横須賀道路を使い佐原ICで降りる。あとは海岸線をひた走り、松輪サバの水揚げが行われる間口漁港を目指した。
三浦半島・剱埼灯台にほど近い間口漁港
午後1時、松輪サバの水揚げが始まる。この松輪サバは、東京湾の横浜沖あたりで水揚げされたもので、丸々としたシルエットは確かに脂が乗っていそうでいかにも旨そう。そしてうっすらと浮かぶ黄金色の魚体が、ブランドサバたる貫録を醸し出していた。漁協の方にお聞きすると、この松輪サバ、漁獲量の予測がまったくつかない魚らしく、獲れない時はさっぱりらしい……。
水揚げ直後に、サイズを選定され、氷漬けにされる松輪サバ。いや~、黄金色の魚体のなんと美しいこと!
神奈川県
三浦半島のひなびた漁港
■間口漁港
剱埼灯台にほど近い間口漁港。ここで水揚げされたサバが「松輪サバ」となる。地元のスーパーには出回らないらしく、ほとんどは築地へ出荷される。漁協直営店の他、松輪近隣の飲食店にも卸されているようだ。
神奈川県三浦市南下浦町松輪
漁港直送の新鮮な松輪サバはここで食す!食事処・松輪
本日は大漁のようで、実に満足。その反面、お腹は思いっきり減っているので、早速、漁協直営の食事処・松輪へバイクを向けることにした。
ようやく、というほど苦労したワケではないが、遂に松輪サバの刺身とご対面と相成った。
注文したのは〆サバと冷やし炙りの二種盛り合わせ。まずは〆サバを口に放り込んでみると、うむ、旨い。確かに近所のスーパーで売っているものとは別物。炙りも香ばしさと脂のジューシーさが絶妙だ。
まさに灯台下暗し。片道50㎞のうまいもんツーリングは、心と身体に、とても満足度が高かった。
神奈川県
■松輪※2019/1追記:現在閉店
漁協直営の食事処で、間口漁港で揚がった新鮮な松輪サバをいただける。
冒頭1枚目の写真は松輪サバ2種盛り合わせで2500円。〆サバと炙りトロサバに、アカムツとタチウオの刺身が付く。
文/編集部・オノデラ
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