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”島めぐり”で九州を再発見!! 種子島・屋久島ツーリング その7


「人と違った旅がしたい!」そんな変わり者のアナタに贈る企画が当コーナー。
どこ、それ? 島なんて遠すぎるよ〜なんて思っている方は不正解。そもそも、どちらも鹿児島県内だし、鹿児島港からあっという間の距離にあるのだ。
この2島を走り周って、オトコの勲章をゲットするべし!

太古の自然がそのまま残り、生き続けている屋久島自然豊かな屋久島は徒歩で観光した方がいいのでは?
と思ったら大間違い!アドベンチャー気分の味わえるワインディングから、シーサイドラインと自然の中をバイクで味わい尽くせる島だった!

”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その1
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その2
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その3
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その4
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その5
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その6

ウワサのフェリー「はいびすかす」体験記 ~種子島・屋久島渡航ガイド~

渡航する選択肢は意外と多い種子島&屋久島。

しかし、我々が考えていることは一緒。
効率よく周りたい、安く済ませたい……。

すると、フェリー「はいびすかす」が最有力。
たしかにディープなフェリーだけど、これこそがオトコの船旅なのである!

スケジュール優先だときっと乗ることになる……

種子島・屋久島のプランニングでもっとも難しいのが渡航だ。愛車にこだわらなければ、高速船トッピーを利用して現地でレンタルバイクを利用する作戦が合理的。

なにしろ、鹿児島~種子島間は1名片道7100円と割高感はあるが、1時間程度で到着するからだ。

しかし、愛車を運ぶとなると、話は別。
フェリー屋久島2もニュープリンセスわかさも鹿児島を朝出発し、現地に到着するのは昼過ぎ。

そもそも、関西からフェリーで九州に上陸し最短で渡航したいライダーであれば、「鹿児島で余計に1泊」ということに気が付くハズ。すると、おのずと最有力候補として浮上するのがフェリー「はいびすかす」なのである。

種子島〜屋久島は2時間

種子島の西之表港から「はいびすかす」に朝5時に乗船し、屋久島へと向かう。近づくと屋久島は丸い形をしており、周囲が山々で囲まれていることが分かる。上陸間近ともなると、山の存在感がより強くなる。屋久島には朝7時に到着

フェリーはいびすかす

このフェリーは種子島にせよ、屋久島にせよ、どちらも到着時間がいい。ということで、取材班も「はいびすかす」を利用することにした。しかし、である……。このフェリーの情報を当たってみると、なかなかディープなフェリーであることが発覚。

※フェリーの運航は波の状況などにより欠航することもありますので、事前にご確認ください。

それもそのはず、これは旅客船というより輸送船という趣きが強いからだ。
そもそも、このフェリーは島の住民のための生活物資を運ぶ船として活躍している便。
だから、レストランもなければ、シャワーもない。それどころか、販売されているのはカップラーメンとジュースのみ。さらに、部屋は二等オンリー(レディスルームあり)。ここで、ダラ~ッとテレビを眺め、カップラーメンをそそるというのが、このフェリーでの正しい過ごし方なのだ。といっても、乗船時間は鹿児島から種子島までなら約120kmで3時間30分ほど。ディープな船旅になることが分かっていれば、種子島&屋久島に向かう骨のあるライダーには、なんてことないだろう。

「はいびすかす」の船内はいたって質素。テレビを見たり、海を眺めたりもしたが、鹿児島湾内の間は電波があり意外とスマホを使っていた。タオルケットとマクラの用意はあるが、数量限定というか早い者勝ちだ

【旅客運賃】
鹿児島~種子島 片道3200円 往復5700円
鹿児島~屋久島 片道3300円 往復6600円
屋久島~種子島 片道2050円 往復3700円

【二輪運賃(片道)】
鹿児島~種子島 250cc未満 4500円 750cc未満 5500円 750cc以上 6500円
鹿児島~屋久島 250cc未満 2800円 750cc未満 2800円 750cc以上 3700円
屋久島~種子島 250cc未満 2100円 750cc未満 2300円 750cc以上 2600円

DATA
問:鹿商海運 
鹿児島 TEL:099-261-7000
種子島 TEL:0997-22-1355
屋久島 TEL:0997-42-0140
http://www.yakushimaferry.com/

東京~鹿児島までの渡航スケジュール

【1日目】
東京~神戸まで自走。夜、別府行きフェリーに乗船
【2日目】
早朝に別府到着、鹿児島に向かう
17時にはいびすかす乗り場へ。18時に乗船し21時40分ごろ種子島に到着。宿で1泊
【3日目】
種子島ツーリング
【4日目】
早朝5時にはいびすかすに乗船
朝7時に屋久島に到着し、ツーリング。宿で1泊
【5日目】
屋久島から8時10分発の便で種子島経由で14時40分に鹿児島に到着

しかし、注意したい点もいくつかある。
まず、鹿児島から一気に屋久島まで行くのか、種子島で下船するかどうか。

種子島で下船する場合、到着は夜9時40分なので、事前に宿を押さえておく必要がある。取材班はまず種子島で下船して1泊し、翌朝から島内を巡るとにしたが、ホテルでリフレッシュできたのはありがたかった。というのも、乗船当日は激混み期間だけあって、まさにギュウギュウ詰めの状態。けっこうキツかったというのがホンネである。

一方、屋久島まで一気に行く場合は種子島でいったん停泊し、翌朝の5時に出発するというシステム(その間、下船は不可)。また、鹿児島~種子島間は混むが、種子島~屋久島間は空いているのも特徴だ。

なお、種子島~屋久島間の移動は、町内船と呼ばれる「フェリー太陽」も検討するといいだろう。

フェリー屋久島2

鹿児島から屋久島を結ぶゴージャスなフェリー。客室は特別室、1等、2等で用意されている。浴室、うどん&そばコーナーもある。料金もリーズナブルなので、鹿児島~屋久島の利用であれば、積極的に活用したい

鹿児島発 8:30
→屋久島(宮之浦)着 12:30

屋久島(宮之浦)発 13:30
→鹿児島着 17:40

【旅客運賃】二等4000円~
【二輪運賃】750cc未満2700円 750cc以上3700円

DATA
問:折田汽船
TEL:099-226-0731

http://ferryyakusima2.com/

ニュープリンセスわかさ

航路は鹿児島~種子島間で、客室はデラックスA、B、スタンダード(二等)の3つからなる。ラウンジや展望デッキもあり、船旅ムードが高まる。種子島観光協会では旅行者にこちらの便の利用をアナウンスしている

鹿児島(南埠頭)発 8:40
→種子島(西之表)着 12:10

種子島(西之表)発 14:00
→鹿児島(南埠頭)着 17:30

【旅客運賃】二等3700円~
【二輪運賃】750cc未満6170 円 750cc以上7200円

DATA
問:コスモライン
TEL:099-222-8271
http://cosmoline.jp/

フェリー太陽

屋久島町が所有するフェリーであることから町内船と呼ばれ、屋久島~種子島間を約1時間で運航(口永良部島も回る)。注意点は偶数日、奇数日で運航時間が変わること、また種子島の乗り場は西之表港ではなく島間港だ

[奇数日]
屋久島(宮之浦)発 13:00
→種子島(島間)着 14:05

種子島(島間)発 14:45
→屋久島(宮之浦)着 15:50

[偶数日]
屋久島(宮之浦)発 9:00
→種子島(島間)着 10:05

屋久島(宮之浦)発 10:45
→種子島(島間)着 11:50

【旅客運賃】二等1440円
【二輪運賃】750cc未満980 円 750cc以上1310円

DATA
問:屋久島物流サービス
TEL:0997-42-3055
https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/ferry-taiyou/

※フェリーの運航は波の状況などにより欠航することもあります。また、各フェリーともに鹿児島港の乗り場が違うので、事前にご確認ください。

レンタルバイク種子島

ヤマハ・ビーノは1日(当日19時まで)で3000円、1泊2日で4500円。
料金にはヘルメットなどのレンタルも含まれているので、非常にリーズナブルだ。
また、サーフボードやカヌー、シューノーケルなどアクティビティのレンタルも充実している

DATA
鹿児島県西之表市西之表7253-15
TEL:0997-28-3660
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定
http://www7b.biglobe.ne.jp/~rentalbike-tane/

You Shop 南国

島内唯一のホンダ、ヤマハ正規取扱店。50ccスクーターから、オフロードなどを用意する。
ヘルメット、グローブ、ネットは無料貸出で、レインスーツは1日500円

DATA
鹿児島県熊毛郡安房 410-162
TEL:0997-46-2705
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定
https://youshop-nangoku.jimdo.com/

【料金表】
JOG(50cc) 1日:3000円 2日:5500円  3日:8000円 1日1泊:3500円
NMAX(125cc) 1日:3500円 2日:6500円  3日:9500円 1日1泊:4000円
セロー(250cc) 1日:8000円 2日:1万4000円 3日:2万円 1日1泊:9000円
ドラッグスター(250cc) 1日:9000円 2日:1万6000円 3日:2万2000円 1日1泊:1万円

※1日は9:00~18:00、1泊1日は6:00~翌日6:00(24時間)
※料金にはヘルメット、自賠責保険料、任意保険料消費税が含まれています。燃料費は含まれていません。

Reporter:BikeJIN編集 タカハシ
九州には何度かツーリングで訪れたことがあったが、今回が初の島巡り。林道ツーリングとはまた違った、屋久島の自然に大興奮!
今回ご紹介した種子島・屋久島ツーリングは2017年2月発売の「ツーリングガイド九州・沖縄」p.113から125に掲載しています。九州・沖縄ツーリングの全容はこちらでお楽しみください。

ツーリングガイド九州・沖縄 ¥1,296(税込)

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BikeJIN編集部

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