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ユーラシア大陸横断 トルクメニスタン編③ 首都アシガバート

目指せユーラシア大陸横断

こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、2017年の末から2018年の2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!

トルクメニスタンの首都アシガバートに到着

5月23日、トルクメニスタンの首都アシガバートに到着。まだ午前中だったが宿にチェックインした。高級ホテルばかり立ち並ぶ中、一泊約1100円とアシガバートで一番安いであろう宿に泊まった。

奇妙な綺麗さ

バイクを宿に置いてさっそく街中を散策。大理石でできた新しい建物ばかりで、とても綺麗な街並みだ。これまで通ってきた中央アジアの国々はポイ捨てが多く、お世辞にもきれいとは言えない地域だったが、アシガバートはゴミひとつ落ちていない。よく整備された街に対して歩いている人が少ない。綺麗というよりむしろ奇妙という印象だ。

アシガバートの街並み

アシガバートの中心の公園

そして印象的だったのは警察だらけだということ。街の中心部だと100m置きに一人の警察が立っているのではないかというぐらい多い。
撮影禁止の建物も多く、実際に銅像の写真を撮ろうとしてスマートフォンを構えたら、警察に笛を鳴らされて止められてしまった。かなり自由が制限されている街のようだ。

夜に歩いてみると、多くの建物がきれいにライトアップされている。それでも歩いている人はほとんどいないので税金の無駄遣いに見えてしまう。

アシガバートの夜の街並み

アシガバート以外のトルクメニスタンの地方都市も通ったが、古い建物も多く決して豊かとは言えない。
この国は原油で儲けたお金の使い道を間違っているようだ。

オーストリア人ライダーと遭遇

夕方、宿で休んでいるとバイクが入ってくる音が聞こえた。ホンダのトランザルプ。乗っていたのはオーストリア人ライダーのヘルムートだ。大型バイクでイランに入国しずらくなっているので、隣国のトルクメニスタンでライダーに会うとは思っていなかった。

ヘルムートとトランザルプ

彼は51歳でウランバートルを目指して走っている。イランに本当に入国できるか不安の中、実際に旅行会社を利用してイランを通過してきた人に会えて一安心。
一緒にビールを飲みながら夕食を食べることにした。

情報交換と物々交換

ビアガーデンのような店に入り、食事をしながら情報交換。

ビアガーデンのような店に入り、食事をしながら情報交換。

彼は今後僕が通る予定のイランやトルコを通って来たのに対し、僕は彼が通る予定のウズベキスタンやキルギスを通ってきた。「この道は穴が多いから注意した方がいいよ」などと道路状況や、互いに安全にバイクが駐車できる宿の情報を交換。
そして僕がすでに使い道がなくなってしまったウズベキスタンのSIMカードや余った通貨をヘルムートに渡すと、彼はトルコのSIMカードと通貨をくれた。行き先が逆だと色々なものを交換できる。

初心思い出す出会い

「このお店も店員もビールもライダーに出会えたことも素晴らしい。パーフェクト!」
ヘルムートはそう言って何でも楽しそうに話している。いい意味で旅に慣れていないようで、今年出会ったライダーの中で一番ツーリングを楽しんでいるように見える。
長く旅をしていると海外にいる新鮮味も薄れてしまうことがある。なかなかできない経験をしているのだから、全てを楽しもう。そう思わせてくれる、初心に戻れた出会いでもあった。

合田紘之(ごうだ ひろゆき)

1987年生まれの31歳。横浜市出身、札幌市在住。
18歳で二輪免許を取得し、法政大学在学中にバイクで日本を2周する。
その中で北海道が気に入り、2010年から7年間、北海道新聞の記者として札幌市や登別市、紋別市などで取材で駆け回っていたが、バイクで世界をツーリングするために退社。
身長は168センチで愛車のアフリカツイン750はやっと足が届く程度。英語は初心者レベルなので、世界の人たちとコミュニケーションをとるために日々奮闘中。

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