ツーリングを楽しむ全てのバイク乗りのためのWebメディア

BikeJIN

天気に関係なく遊べる。それがニセコなのだ!見たい景色にやっと出会えた1泊2日のまったり旅③

北海道の中でも札幌や千歳からアクセスしやすいニセコ
道内有数のリゾート地でありながら、ライダーに人気のエリアだ
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の眺望や周囲のワインディングを巡り
その人気の秘密を探る1泊2日のお手軽旅に出かけた!

まだまだ回り足りない 走りがいのあるニセコ

ニセコ名物のジャガイモや鹿肉を使ったコロッケや、オホーツク海で獲れた鮭の朝食など贅沢な食事をいただき、部屋に戻ると、一気に襲ってきた眠気と戦いながらルートを決める

早朝の霧に怖気づいてしまったけれど、朝食をいただきながら気付いたことがある。それは、山沿いでなければ雨に降られないということ。標高の高い場所に行こうとするからダメなのだ。

大湯沼

早朝の宿泊者とのショートツーリングで立ち寄った大湯沼は、ニセコパノラマライン沿いだったが霧は出ていないなかった。沼は噴火したときの爆裂火口跡から硫黄泉が湧き出ている。周囲を歩くことも可能で、近くの売店では温泉たまごも購入できる。
気合いを入れて、本日の目標である羊蹄山を目指して移動をスタート。ニセコの中心部から羊蹄山の外周をぐるりと回ってみる。道中に湧水が出ているスポットをたくさん通り過ぎた。どうやら羊蹄山に降った雪や雨が、溶岩や火山灰によって地下で濾過され、さまざまな場所から湧き出ているらしい。ミネラル豊富な水で北海道遺産に選定されたほどである。

The House of Machines Niseko

水が気になっていたら、のどが乾いてくる。ちょうど道沿いにライダーズカフェを見つけることができた。「The House of Machines Niseko」と呼ばれる南アフリカのケープタウン発祥のカフェ。ストアマネージャーのイアン・ウォーカーさんがニセコに惚れ込み、昨年オープンしたばかり。日本1号店でもある店内は、ロックテイスト溢れるライブステージや、アパレルの販売やBMWのRナインTシリーズの展示もある。週末は夜までオープンしており、バーとしても人気だ。さっそく、ここでランチタイム!

一番人気のTHOMバーガーをいただく。牛肉とチェダーチーズのコンビネーションが絶妙!さらに地元のジャガイモを使ったフライドポテトがホクホクで甘い。

お腹を満たしたら最後に羊蹄山を望むだけだ。晴れていれば近隣の山々を見渡すことができる「望羊の丘」を目指して走る。
羊蹄山の回りは、国道5号と国道276号、道道97号に道道66号でグルリと1周できてしまう。どの場所からも羊蹄山の姿を横に望めるのだが、あいにく大きな雲がかかったままだ。

望羊の丘

「望羊の丘」は大富牧場の中にある、クルマが1台やっと通れる山道を4㎞ほど進むと突然視界が広がってくる。11年の「ツーリングマップル」の表紙にもなっていたことを思い出した。一面の牧草地帯の中をゆっくり進む。すると望羊の丘の看板と小さな小屋が見えてきた。しばらく羊蹄山を眺めてみる。うむ……まったく変わらない。分厚い雲が羊蹄山を隠し続ける。

悔しさが残る中、さらに外周を回ることにした。その途中に、雲の割れている場所に偶然出会うことができた!それが「蝦夷富士の姿を追いかけて500キロ!見たい景色にやっと出会えた1泊2日のまったり旅①」の羊蹄山の写真だ。「これが蝦夷富士なんだ」と見入ってしまった。この山は「北海道」を命名した松浦武四郎さんの「建白書」で名付けたもの

雨や曇りだけかと思いきや、雲の切れ間で光が射せば虹が出現することもある。関東ではめったに見られない自然現象に感動する

大自然に恵まれた土地でありながら、アクセスもツーリングにピッタリの距離感。気持ち良く走れるワインディングとスポットが絶妙にマッチした魅力的なニセコ。なにより、最後に見ることができた羊蹄山のダイナミックな姿にパワーをもらい、1泊2日の旅は終了。気が付けばオドメーターは500㎞。あっという間に過ぎてしまったこの旅、また気軽に行けると思いながら帰路へとついた。

DATA

今回のルートは小樽から国道5号を進み、余市、裏ニセコパノラマラインへ。道道66号からパノラマラインを通過し、羊蹄山周辺を回る。帰路は道道230号、443号を経由し新千歳空港へ