ツーリングを楽しむ全てのバイク乗りのためのWebメディア

BikeJIN

目指せ!ユーラシア大陸横断

ユーラシア大陸横断 ロシア編③ 出発初日からパンク、トラブルが生んだ出会い

目指せユーラシア大陸横断

こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、昨年末から今年2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!

6月22日。エストニア人ライダーとウラジオストクを出発

ウラジオストクに4泊した後にようやくヨーロッパに向けて出発。日本から同じフェリーに乗っていたエストニア人のヴィルマルと少しの間旅することにした。

彼はヤマハのタウンメイトでエストニアに帰るという。50ccのバイクと750ccのバイクが一緒に走るのは少し無理があるが、ヴィルマルはロシア語を話せる上、ロシアについて詳しいのでオススメの料理や文化を教えてくれるというので、こちらから一緒にツーリングすることをお願いした。 ウラジオストクの中心部から郊外に抜けるまでは多くの車がいたのでしばらくの間渋滞にハマりつつゆっくりと北上した。日本とは逆の右側通行だが、1時間も運転すれば全く違和感がなくなる。というよりも周りの車についていっているので、間違えようがないという感じだ。

郊外に出ると草原が広がる雄大な風景が続いた。北海道の景色に似ているが、それよりもさらに広大に感じる。道路も時折でこぼこな部分があるもののちゃんと舗装されている。

初日からパンク、電源も故障

ウラジオストクから北に約200kmの地点、チェルニコブカという街でヴィルマルが僕の後輪がパンクしているのを指摘した。ヴィルマルのペースに合わせて他の車の邪魔にならないように路側帯を走っていたので、おそらく大きな穴の上を通った時か、石を踏んだ時の衝撃でパンクしたのだろう。荷物が多いのも原因のひとつかもしれない。
とりあえず携帯している電動の空気入れで空気を入れてみることに。すると空気を入れて間もなく空気入れが止まってしまった。どうやらシガーソケット電源の故障のよう。パンクして空気も入れられなくなるなんてまさに泣きっ面に蜂だ。

どうしようかと困っている時に車で通りかかった地元の人が空気入れを貸してくれた。彼もバイク乗りで困っているのがすぐに分かったという。
空気を入れてみると、すぐには空気が抜けている様子がなかったのと、日が暮れ始めていたので寝床を探して翌日パンク修理をすることにした。

空気入れを貸してくれたロシア人にヴィルマルがテントを張れる場所がないか尋ねると、近くの湖のほとりにあるキャンプ場を紹介してくれた。ロシアにはキャンプ場があるのを知らなかったので、草むらに隠れてテントを張らないといけないと思っていた。ちゃんとしたキャンプ場の方が安全で安心できる。料金はテント一張り350ルーブル(約500円)。やはり地元の人に聞いてみるべきだ。これもロシア語を話せるヴィルマルのおかげだ。

6月23日。連泊してパンク修理

次の日も同じキャンプ場に連泊してパンク修理。シガーソケットはチェルニコブカの小さなバイク屋に行って直してもらった。ヒューズが飛んだだけだったが、形の合うヒューズがないので、配線し直してもらうことに。バイク屋のオーナーは料金はいらないとのこと。それではこちらの気が済まないので日本で買ったマグロの醤油漬けの缶詰をプレゼントした。するとその日の夕方、バイク屋のオーナーがわざわざビニール袋いっぱいに詰められたイチゴを持ってきてくれた。

キャンプ場では地元の夫婦とも仲良くなって手作りのケーキやジュースなどを分けてもらうなど、色々な人にお世話になりっぱなしだった2日間だった。

出発初日からトラブルが続いて波乱の幕開けとなったが、そのおかげで色々な出会いが生まれることになった。これだから旅は楽しいのかもしれない。

・ユーラシア大陸横断 ロシア編1
・ユーラシア大陸横断 ロシア編2

合田紘之(ごうだ ひろゆき)

1987年生まれの31歳。横浜市出身、札幌市在住。
18歳で二輪免許を取得し、法政大学在学中にバイクで日本を2周する。
その中で北海道が気に入り、2010年から7年間、北海道新聞の記者として札幌市や登別市、紋別市などで取材で駆け回っていたが、バイクで世界をツーリングするために退社。
身長は168センチで愛車のアフリカツイン750はやっと足が届く程度。英語は初心者レベルなので、世界の人たちとコミュニケーションをとるために日々奮闘中。

 ツイッター(@GodaAFRICATWIN)

 インスタグラム(@godaafricatwin)

 YouTube『GodaAFRICATWIN』