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北海道ツーリング特集

北海道、絶景ロードBest5 ~Vol.3~

絶景ロードの宝庫と言っても過言ではない北海道
地平線の彼方にまで続くストレート
大自然の中を駆け上がるワインディングルート
美しきシーサイドラインと、どれもが素晴らしい
晴れたときのこの感動、ぜひ味わっていただきたい!

その4 知床横断道路

世界自然遺産を貫く北海道屈指の山岳路

オホーツク海を一望する極上山岳ロード
日本最後の秘境といわれる知床半島は、主峰・羅臼岳を中心とした連山に手付かずの原生林が広がる自然の宝庫。同時に、ここは動物たちのパラダイスでもある。世界自然遺産に指定されたこともあり、生態系保護のため立ち入りが規制されているところも多いが、そんな知床半島を横断できる唯一の道が知床横断道路だ。

大自然のまっただ中を貫く道は、ウトロ側と羅臼側とでは異なる表情を見せる。知床五湖やカムイワッカの滝といった見どころがあるウトロ側は、全線を通して中高速主体の緩やかなカーブが続き、道幅にも余裕がある。一方の羅臼側は、ヘアピンカーブをはじめとして急カーブの連続で一気に標高を変化させる。全線を通して路面状態はいい。また、沿道でエゾシカを見ることは日常茶飯事で、場合によってはヒグマと遭遇なんてこともあるかも。頂上の知床峠では羅臼岳を間近に眺め、国後島をはじめオホーツク海が一望できる。

この知床横断道路は、北海道の中でも珍しい高低差のある山岳ロード。地平線まで続く1本道とはまた違った雄大さを感じることのできる絶景ロードなのである。

写真上の知床峠駐車場からは、羅臼岳を間近に眺められる。この駐車場からすぐのところで全面写真の大パノラマの風景に出会える

Access
知床半島まで一気に移動できる高速道路はなく、知床を目指すには一般道を利用することになる。網走からの場合、国道244号、334号でウトロまで約82km。中標津空港から羅臼までは約70kmとなる

その5 サロベツ原野

日本海沿いの巨大な原野にひたすら続く直線道路

ライダーなら1度は目指す「北の最果て」

サロベツ原野は、北海道最北部に近い豊富町と幌延町の日本海側に広がっている。国立公園の一部に指定された、東西5〜8kmで南北約27kmの広大な原野には、東京ドーム約1400個分の面積にも及ぶ大湿原も含まれている。

そんなサロベツ原野の端を走るのが日本海オロロンラインの一部区間にも含まれている、道道106号稚内天塩線。この大半は日本海沿いを走り、半分ほどが直線区間。つまり、自分の前には真っすぐな道がどこまでも続き、東を見れば大原野、西を見れば日本海というダイナミックな風景である。

この道にはコンビニや人家どころか、沿線には電柱などの人工物がほとんどない。その最果て感と、永遠に続くかのような同じ景色に、ときにやや心細くなりながらも、北海道ならではの圧倒的なスケールを味わうことができる。

ルートの西側はひたすら日本海で、視界を遮る建物や土地の起伏はない。これはつまり、どのセクションを走っていても美しい夕日が見えるということだ。その中でもとくに絶景なのは、海に浮かぶ利尻島の利尻富士が、茜色に染まる瞬間。涙がでるほど感動的だ。

初・北海道というライダーがまず目的地に選ぶのが、宗谷岬とサロベツ原野だろう。美しい夕日、オトンルイ風力発電所も大きな魅力だ

Access
天塩または稚内からそのまま道道106号を走ることになる。札幌から向かった場合、トータル約270kmあり、途中まで高速道路を利用しても1日がかりとなるので注意