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【ウエア管理で快適に】ウエアの撥水性をキープして快適に過ごす

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。

埃まみれで汚れたライディングウエアは見た目も悪く、機能も低下する。
正しい方法でしっかり洗浄し、新品同様に蘇らせてやろう

撥水性を長くキープしていれば浸水を気にしなくてすむ

ナイロンなどの化学繊維がバイク用ウエアの主流だ。しかし、見た目だけではなく、汚れが原因で低下した撥水性の回復など、機能面からもケアが必要になってくる。一般衣料と同様、バイク用ウエアにもJISで定められた洗濯ネームが付いており、これに則って手入れを行うのが大前提だ。

洗濯が可能なものは、洗濯機か手洗い限定なのか。ドライクリーニングなど、すべて洗濯ネームに従う必要がある。とはいえ、ひんぱんに洗う必要はない。着用後、ブラッシングでホコリを落とし、固く絞ったタオルで拭くなど、早めにケアしてやれば大事には到らない。このほかメッシュジャケットやレインスーツ、グローブについてポイントを押さえておこう。

【POINT.1】乾燥機やアイロンで表面に熱を加える


レインウエアの性能は、時間が経つと劣化する。ゴアテックスの場合、撥水効果を回復させるため、衣類乾燥機やアイロン(低温スチームなしで当て布をして)をかける。他に撥水スプレーで、表面に処理をしよう

【POINT.2】クリーニング店にジャケットを持ち込むのも手だ


大手クリーニング店ではジャケットに撥水加工を行ってくれる所もある。ドライクリーニングが可能な製品であれば、一緒にオーダーしてしまうのもアリだ

【POINT.3】防水加工ものは脱水しないこと


洗濯機の取り扱い説明書にはたいてい“カッパはNG”と記載されている。防水ジャケットは広義でカッパなので脱水は避けるようにすること。洗濯機の水が抜けずに洗濯機にダメージを与えてしまう可能性もある。面倒でも、手で絞り(雑巾絞りはNG)中綿入りなどは丁寧に水分を吸い取ること

【POINT.4】意外と首周りを忘れがち


ジャケットの襟や袖口などは、ライダーの皮脂や排気ガスの汚れが一番付着しやすい。防水フィルムを内蔵したテキスタイルでも、表面の撥水性は時間が経てば劣化する。撥水スプレーを定期的に噴霧することで汚れを軽減でき、簡単な洗濯で汚れを落とすことができる

【POINT.5】グローブ洗いは干す前に手で型取りを忘れずに


テキスタイル系のグローブも、洗濯表示に従い洗うというのはジャケットなどと同じ。防水フィルムが装入されている製品はタオルで脱水を。乾かすときは手を入れて形を整えてから、風通しのいい場所で陰干しをするように。色落ちや革を一部使用しているグローブもあるのでタグをしっかりチェックしよう

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