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バイクトラブル解決マニュアル

[走行中にトラブル発生!]ガス欠してもホースがあればピンチから脱出できる

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。

バイク仲間とホースが必要

毛細管現象でガソリンが流れる

もしもガス欠になった時、一緒に走っている仲間(またはガソリンを分けてくれるライダー)のバイクの燃料タンクから、ガソリンを分けてもらう方法を知っていると便利。

まずは細いホースを1本用意。バイク用品店で売っているガソリン専用ホースがベストだが、ホームセンターなどにある耐油ホースでもOK。太さは内径6.8㎜。これなら持ち歩くことも可能。さらに、ガソリンを受ける缶があればベター。

必要なアイテム

内径6.8㎜くらいのホース。長さは1m以上で透明なモノが良い。

内径6.8㎜くらいのホース。長さは1m以上で透明なモノが良い。他にガソリンを受ける缶(ペットボトル等は溶ける危険あり)があると便利

FI車とキャブ車でやり方が異なる

そして、その方法は、近年のFI車(インジェクション車のこと。基本的に燃料コックがない)と、キャブレター車(燃料コックがある)ではやり方が異なるので、下図を参考に状況に応じて使い分けよう。

ちなみに、キャブレター車の場合も、燃料コックからホースが外しにくかったら、FI車のようにタンクキャップからガソリンを移動する方法を使えばいい。また、FI車の場合も、停める場所の高さを変えてバイク同士をピッタリ並べられない時や、ホースが短くて届かない場合には、いったん缶にガソリンを受けて移し替えればいい。

ちなみに燃料コックの表示には、車種によって「ON、RES、OFF」か「ON、RES、PRI」の2タイプがある。ガソリンを流すにはONまたはRES、ONまたはPRIの位置にコックをひねる。

FI車の場合:タンクキャップからガソリンを抜き取る

ガス欠のバイク(手前)と供給するバイク(奥)を写真の配置で並べる。歩道等の段差を利用して、供給する側を高い位置に止めると上手くいく

両車ともタンクのキャップを開けて準備。用意したホースの端を持って供給する側のタンク内のガソリンに浸るように沈める(落とさないよう注意)

ホースの端をシッカリ折り曲げて、指で強く挟む。完全にホースの中がつぶれて、空気が通らないようにするのがポイントだ

ホースの端を折り曲げたままスッと引き上げ、ホース内のガソリンも一緒に上がってくることを確認。ガソリンが下がってしまったらならやり直し

この状態で指で挟んだホースの先端を、素早くガス欠したバイクのタンクに引いて、キャップの中に入れてから指を離してホースの折り曲げを開放

すると毛細管現象でガソリンが流れる。給油をストップするには、供給する側のタンクからホースを引き抜いて、素早く上方向に上げればOKだ

キャブ車の場合:燃料コックからガソリンを抜く

分けてもらうバイクの燃料コックをOFFにして、プライヤーでホースのクランプを外す

コックからホースを引き抜く。硬くて抜けにくい場合もあるので傷つけないように注意しよう

用意したホースをコックに差し込む。エンジンが熱い時は冷めるまで待とう

ホースを缶に入れ、燃料コックをON(またはPRI)にしてガソリンを出す

トリップメーターを給油したらゼロに戻す

トリップメーターを給油したらゼロに戻す

“燃料コックをリザーブに切り替えたら”または“燃料警告灯が点灯したら給油しよう”というライダーは多い。たしかに、ガソリンスタンドの場所を把握している土地であれば問題はない。ただしそれでは、見知らぬ土地を走るツーリングではガス欠する可能性が大。

給油したら必ずトリップメーターをゼロに戻し、走行距離と愛車の燃費を元に計算して常に残りのガソリンで走れる距離を把握しておこう。バイクに燃料計が装備されていても、あまり信用しないほうが無難だ。

普段のメンテナンスも大事!

ガス欠は早めの給油さえ心がけていれば回避できるハズなのに、ついやってしまいがち。反対にパンクは、ほとんど運の問題だから仕方がない。

他にも、カギの紛失やランプのタマ切れなど、トラブルはいくつもあるが、対処法を知っていればクリアできる場合が多い。そして、チェーンの外れやワイヤー切れは、対処法(これらは難易度が高い)も大事だけれど、普段のメンテナンスで回避できることも忘れずに!