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リターンライダー必見!バイク&ギア進化論

リターンライダー必見!“革命をもたらした、ライド・バイ・ワイヤ”

電子デバイスの精度と緻密さを格段に向上

バイクのスロットル(右側グリップ)は、金属ケーブルがスロットルボディ(インジェクション車の場合。昔はキャブレター)のスロットルバルブを機械的に開け閉めして、エンジンの回転数をコントロールするのが主流だった。

ところが近年は、スロットルグリップの基部に開度を検出するセンサーを設け、電気配線(Wire=ワイヤ)でスロットル開度を“信号”で送り、サーボモーターがスロットルバルブを開閉する「ライド・バイ・ワイヤ」が、大排気量を中心に増加している。

このシステム、じつはスロットルグリップの開度センサーとサーボモーターは直結していない。開度の電気信号は、まずECU(エンジンコントロールユニット=エンジンを制御するコンピュータ)に送られる。そして車速やエンジン回転数、使用ギヤ等の基本情報に加え、IMU(慣性計測装置)で検知した車体姿勢なども考慮したうえで、最適なスロットル開度や開き方(スパッとかジワ〜)になる信号となってサーボモーターに送られ、エンジンは状況に適したパワーやトルクを発揮する。

というワケで、エンジンモードやトラクションコントロール、スーパースポーツに装備されるウイリー制御やローンチコントロール(スタート制御)など駆動系の電子デバイスの精度を上げ、緻密に制御するのに不可欠なシステム。

さらにアイドリングの安定性や排出ガスの低減、ケーブルの注油などメンテナンスが不要など、環境性能や利便性まで向上している。

ライド・バイ・ワイヤのメリット

駆動系のデバイス制御がより緻密に
アイドリングの安定や排出ガスの低減
基本的にメンテナンスフリー

図はCBR250RRの概念図(ホンダではスロットル・バイ・ワイヤ)と呼ぶ。ライダーが操作するグリップの開度をAPSで検出し、ECUが最適なスロットルバルブの開度を演算

ライド・バイ・ワイヤは、機械式のスロットルケーブルをなくしたためハンドル周りがスッキリするのはもちろん、ハンドルを左右に大きく切った際などもスロットル操作のフィーリングが変化しない

ライド・バイ・ワイヤのおかげでクルーズコントロールも進化
従来型は設定速度に合わせるのは、燃料噴射量や点火カットで速度を制御。しかしライド・バイ・ワイヤを用いたクルーズコントロールは、スロットル(ボディのバタフライバルブ)の開け閉めで速度を調整し乗り心地が滑らかに

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BikeJIN/培倶人 2020年7月号 Vol.209
\990(税込)

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