バイクトラブル解決マニュアル
[走行中にトラブル発生!]スロットルワイヤーが切れたらキャブ車はアイドリングを上げる
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いのだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。
インジェクション車は対処できない
キャブレター車ならアイドリングの回転を高めて、エンジン回転を一定のままで走る方法がある。発進やギヤチェンジが難しいうえに、スロットルで速度をコントロールできない(しかもスピードが出ない)ので、かなり難易度は高いが走れなくはない。
本当に“非常用”と考え、交通量が少なく安全が十分確保できる場合に限り、試すのはアリだろう。燃費が悪化し、オーバーヒートの可能性もあるので要注意。
インジェクション車はアイドリング回転の調整スクリューがないので、この方法は使えない。
スロットルワイヤーには“引き”と“戻し”があり、大抵は引き側が切れる。旧車系ならワイヤーの入れ替えもできなくないが難易度が高い
作業手順は以下の通り!
キャブレター付近をよく見て、アイドリングスクリューを探す(ダイヤル状のツマミ)。
このスクリューを右に回す(時計回し)とエンジンのアイドリング回転数が上昇するはずだ
スクリューを回して、だいたい3000rpmくらいまで回転数を上げる。それより上げるとスピードが出過ぎるし、ギヤチェンジする時のショックも大きくなる
クラッチを切ってギヤを1速に入れる。ガチャンッとショックが大きいので、フロントブレーキをかけていたほうが安全だ
半クラッチを長めにしてスタート。エンストしそうになったら半クラッチで調整して、できるだけ回転が下がらないようにする
走り出して速度が乗ってきたらシフトアップも可能。ただし、スロットルを戻せないので、シフトショックは大きい
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