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無防備な停車中に追突されるケースが急増中!! -停車中の事故を防ぐための追突回避の心得②-

バイクとクルマが絡む事故で、意外に多いのが停車中に追突されるケース。
実は東京都では、走行中に追突されるケースの7倍近い件数の事故が過去3年間に起こっている!
走行中と違って停車中は、事故が起きるということへの意識が下がっているうえに
背後からまったく不意を突かれる形の追突に、被害も甚大なのだ!

過去3年間の事故発生件数

※データは警視庁提供、平成26〜28年の東京都内で発生した事故

東京都内で発生したバイク事故の発生件数の内、バイクを除く相手が原因となる事故原因を集計したのが上のグラフ。
自分が走行中にクルマに追突されるより、停車中に追突されたケースの方が圧倒的に多いことが分かる

クルマの中ではこんなことが起こっているかも

ミスによる急な操作

スマホのながら運転

おしゃべりなどで前方不注意

事故原因

※データは警視庁提供、平成26〜28年の東京都内で発生した事故、内容は追突した運転者の統計

追突事故の原因を分類すると、そのトップは「前方不注意」で、2番目に多いのは「動静不注視」。いずれも簡単に言えば“前方の状況をよく見ていない”ことが原因の事故だといえる。また4番目の「操作不適」は、いわゆる“運転操作の誤り”だ。後ろのクルマは前にいるこちらの動きを見ていない、さらに言えば、その運転もあてになるとは限らないということを頭に入れておこう

クルマに衝突されるケースを検証!

前方車両がハンドル操作ミスで前方から衝突
停車中の追突は後ろからだけとは限らない。右折待ちをしていたら、対向車線のクルマが左折車両や駐車車両を避けて中央線をはみ出してぶつかってきたり、右折で曲がりきれなかったりして、突っ込んでくることもある

コントロールを失ったクルマがビリヤードのように衝突
真後ろのクルマに後続車がぶつかって、玉突きで追突されるケース。時にはコントロールを失ったクルマが、真横や斜め後ろのクルマにぶつかって、それが自分に追突するケースもある。全方位に注意を払う必要アリ

信号待ちなどの停車中に後ろから突っ込まれる
信号待ちで停車中に後ろから追突されるケース。後ろからやってきたクルマが止まらずに突っ込むケースは大事故につながる。また、後ろのクルマが焦って発進してぶつかったり、クリープで前に出て追突する場合も

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