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インカムのデュアルコアって?どう聞こえるの?A2DPについて解説してみた

どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。

 

ツーリングに欠かすことのできないアイテムになりつつあるインカム。最近はメッシュだのデュアルコアだのいろんな機能が増えていきています。そんなインカムのA2DPとデュアルコアのお話です。最近MIDLANDのBT X2 PRO Sといった、低価格帯でデュアルコアの製品が出てきました。

ユーザーにとっては喜ばしいことではありますが、イマイチ使い方や、謎が多いみたいです。特に疑問が多いデュアルコアってどう聞こえるの?という解説をしてきますね。

 

こちらの動画で実際のレーダーの音声と音楽を使って解説と実演をしています。

A2DPって何?

まずインカムに搭載されているA2DPってなんぞや?って話から。

 

Advanced Audio Distribution Profile (A2DP)

デジタルオーディオプレイヤー – ヘッドフォン間などで用いられる、ステレオ音質のオーディオデータをストリーミング配信するためのプロファイル。

wikipediaより

 

wikiをみるとこんな感じなんですけど、すげー簡単にいうとインカムと電子機器を繋ぐためのものです。上にも書いていますがステレオの音声をやりとりできるんですよ。

だから例えばスマホで音楽を流す時に、インカム側でちゃんとステレオで再生してくれます。

 

基本的にA2DPのチップが1つにつき、1つの機器としか接続ができません。スマホとナビの両方と接続したいという場合は1つしか入っていないインカムだと片方にしか接続することができません。A2DPのチップが2つ入っているものだと、スマホやナビといった2つの機器と接続ができ、デュアルコアと言われるものになります。

 

他社製のインカム同士を接続する場合はBluetoothを使ったユニバーサル接続が基本になるので、A2DPのチップを1つ使用するわけです。

 

デュアルコアのインカムの聞こえ方って?

インカムの話をしていてふと聞こえてきた疑問。それは「2つの機器を接続したら左右それぞれバラバラに聞こえてくるんですかね?」ということでした。確かにそんな風なイメージになるのも分からなくもありません。

 

結論から言うと、左右バラバラではなく、きちんとステレオでブレンドされて聞こえてきます。例えばレーダーを聴きながら、スマホで音楽を流している場合、音楽が途切れることなくレーダーの音声流れてくるんです。

 

2つの機器を鳴らしているので、音量バランスは各機器のボリュームで調整ができます。ユニバーサルで接続して会話しながら、スマホで音楽をBGMにしたりもできますね。

例えるなら、車を運転していて音楽を流しながら家族や友人と会話しているような状況です。左右バラバラに聞こえずに、空間で音が聞こえてきますよね。

 

そんなことをできるのが、インカムのデュアルコアなんですよ。

 

本来はどのメーカーもフラッグシップモデルのものにしかデュアルコアは搭載されていないのですが、ミッドランドが低価格帯のBTX2 PRO Sというモデルでデュアルコアの製品を出してきています。

 

まとめ

インカムはツーリングが大好きなバイク乗りにとって身近な存在ですが、案外分かりにくいものでもあったりします。

目的や用途に合わせてコアの数を選んで、ぜひ楽しいバイクライフを送ってください。

 

こちらの動画でデュアルコアがどんな風に聴こえるのか?という解説と実際に音を作って説明しているので、よかったらご覧になってください。実際の音楽とデイトナのMOTO GPS RADERというレーダーの音声を使って解説しています。とっても分かりやすくなっていますよ。

あなたのインカム選びの参考になれば嬉しいです。それでは!

 

今回の解説に使ったインカム

MIDLAND BTX2 PRO S

通信距離 最大1200m
グループモード同時通話 最大4台 (+パッセンジャー4人)
他社インカム接続 最大2台
Bluetooth機器接続 最大2台(携帯電話/音楽プレーヤー等)
ワイドFMラジオ(76-108MHz) 対応
連続通話時間 最大20時間

ミッドランドのHPはこちら

 

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