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ペアスロープ謹製の麻のマスクはいかがですか?

革ジャンメーカーのペアスロープが、マスク製造を始めました。

ペアスロープとマスクがすぐには結びつかない方も多いと思いますが(当然です)、革ジャンだけではなく、テキスタイルのジャケットやパンツ、バッグなどを自社生産をしている「縫製業」ですから、材料と作ろうとする考え/気持ちがあれば作れてしまうわけです。とはいえ、革ジャンとマスク、あまりにも違うものですから、作ろうと思うにはそれなりのきっかけが必要。

ペアスロープの場合は、元スタッフからの「マスクがなくて大変困っているので、マスク代金を振り込みました」というメールがそのきっかけでした。もちろんこれ、マスク作りを始める前の話です。

元スタッフですから、どういう設備と材料があって、やる気になりさえすればマスクは作れると踏んで、あとはペアスロープの職人魂に火をつけるだけ、という思いがあったのでしょう。案の定、そのメール(作れますよね、作れないわけないですよねというニュアンスが行間にあったはず)に触発されて、代表の三橋さんはメールを見た夕方にはマスク作りを決断し、翌日には試作品を上げ、2日後には量産体制に入っていたそうです。そしてマスク専用サイトまで制作してしまったという、まさに職人魂に真っ赤な火が付いた状態となったのです。

さてそのマスク、ペアスロープ謹製ですからこだわりようは半端じゃありません。マスク外側には同社の暖かい季節用ジャケットに使用する麻を使い、内側にはコットンガーゼを。もちろん、立体裁断して立体に縫製。写真を見れば分かるように、明らかにオーバークオリティで、1枚1320円の価格も「製造ド原価」とのこと。普段は、高額なウエア類を縫製している本社工房の3人の職人さんが注力して作って1日60枚程度だそうですから、商売ベースで考えると……。

そしてこのマスク、ウェブサイトで販売を開始して以来、注文が殺到していて、店舗補充用革製品の製作をストップして増産することを決定! 同社のあさま工房と繊維ウエアの製作工房も製造に加わり、4月20日から1日250枚体制を敷くそうです。

政府が発令した緊急事態宣言は、4月17日には日本全国に拡大。マスクをすることが必須のエチケットになっているなか、相変わらずのマスク不足が続いていることを考えると、1枚くらい買っておこうか、なんてったってペアスロープ製だし、と思うライダーの方はたくさんいるはず。ご注文は、ペアスロープ・ウェブサイトのマスク専用ページから。

高価な素材を使い、縫製も丁寧かつ厳重。ほつれ防止も施される。使い捨てではもちろんないので、念入りな手洗い洗濯のテストも行っている

普段は革ジャンやバッグなどを担当する職人が、ひとつひとつ手作りで仕上げる。必要に迫られなくても1枚くらい持っていたくなる

カラーはベージュ、グレー、アイスブルーの3色。PAIR SLOPEのロゴが入っているだけで、食指が動いてしまうライダーも多いはずだ