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2019年版二輪車ETCツーリングプラン発表! GW10連休は賢く使ってツーリング三昧!

2017年に全国4コースで初めて実施され、昨年は全国で14コースが用意されて、多くのライダーがツーリングの際に使用した二輪ETC搭載車用「ツーリングプラン」。決められた日数内であれば対象エリア内の高速道路が乗り降り自由になり、さらに料金も格安ということで7万8500件の利用があったそうです。

そして今年も、4月26日から11月30日の間、全国19コースが用意され、「2019年度ツーリングプラン」が実施されることになりました。

料金は通常の半額程度、最大2~3日間、対象エリアの高速道路が定額で乗り降り自由に!

おさらいをすると、このツーリングプランは二輪ETC機器を装着しているバイクが対象で、NEXCOのウェブサイトで希望日程とコースを選んで事前申し込みをすると、対象エリア・対象日数内であれば高速道路の乗り降りが定額で自由に行えるというもの。料金も一般料金の半額程度ですから、使わない理由はまったくありません。

そして、このプランのエライところは、4月27日から5月6日のGW10連休も適用されていること。クルマにも同様のETC割引が各NEXCOで用意されていますが、ボクが調べた範囲ではいずれの割引プランも10連休は対象外。つまり、高速道路の割引プランにおいては、バイクがものすごく優遇されているというわけです。

さて、今年用意されたコースはというと、新たに加わった北海道プラン、四国プランを合わせて前記のように全19コースが設定されていて、料金は2500円~7500円、利用日数は1日~3日となっています。

コースの詳細は、この発表資料を参照してください。

新たに設定された北海道コースは、①道南・道北コースと、②道南・道東コースの2つ。期限は10月31日まで

首都圏コースは、①東北道・常磐道コース、②関越道・上信越道コース、③東関東道・館山道コース、④東名・中央道・中部横断道コース、⑤東名・中央道・中部横断道コースワイド

中京圏は、①東海北陸道・北陸道コース、②中央道・東海北陸道コース、③東名・中央道コース、④伊勢道コースの4コースを用意

関西は、①名神・北陸道・京都縦貫道コース、②中国道・山陽道・播但道コース、④阪和道コースの3つ

新設定の四国は、①香川・徳島・高知コース、②愛媛・高知コースが用意される

九州は、①熊本・大分・福岡コース、②熊本・佐賀・長崎コース、③熊本・宮崎・鹿児島コースといずれも熊本が入る

割安のプランはうれしいけれど、バイクの高速料金の適正化が最大の課題です

とってもお得なツーリングプランですが、実は手放しで喜べない状況も一方にはあります。というのは、バイクの高速道路料金の適正化という問題がまだ解決されていないということ。自民党や公明党のオートバイ議連の議員たちがプロジェクトチームを作って、バイクの利用環境改善のための活動を行ってくれていますが、そこでもバイクの高速料金の適正化は何度も何度も議論されながら、まだ解決されていない大きな問題です。

プロジェクトチームからの要望は、現在、軽自動車と同じ区分で同料金になっているバイクについて、専用区分を作って軽自動車の8分の5程度にすべきというものです。しかし、これに対する具体的な回答は依然として出ていなくて、言い方は悪いですが、普通自動車や軽自動車と比較すると割高な高速料金を支払っているライダーのガス抜きのような感じで、一昨年からこの割安価格が適用されるツーリングプランが実施されたとも受けとられるのです。

このツーリングプランも我々ライダーにとってとてもうれしい施策ではありますが、本来はもっと安く設定されてしかるべきバイクの高速料金の適正化が最大の課題であるのは間違いありません。

料金が高いから高速道路を使用しないというライダーもたくさんいますから、今年のツーリングプランを多くのライダーが上手に利用して、料金が安ければ高速道路を利用するバイクが増える→利用台数が増えることで、料金を安くしてもバイク全体の利用金額は大きく変化(減少)しない、という図式が証明できれば、バイクの高速料金適正化への大きな援護射撃になるかもしれません。

ということで、「2019年度ツーリングプラン」を上手に活用して、今年のツーリングをぜひお楽しみください。そして、まだETC機器を装着していない方は、現在、各NEXCOで「二輪車ETC/ETC2.0車載器購入助成 キャンペーン2019」を実施中ですので、この機会を逃さずにETC機器を装着しましょうね!

Nom エイ出版社バイク誌プロデューサー/ジャンケン魔人

BikeJIN、RIDERS CLUB、DUCATI Magazine、BMW BOXER Journal(現BMW Motorrad Journal)などエイ出版社発行のバイク誌の編集長を歴任。現在は、趣味誌を中心にエイ出版社発行の媒体を統括