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[動画つき]日本代表も出場!-インターナショナルGSトロフィー速報!Vol.2-


2008年から2年に1度、BMWモトラッド本国が主催している「インターナショナルGSトロフィー」。これは世界で最もタフなGS乗りを決める大会であり、いわばGSのワールドカップ。
そんな「インターナショナルGSトロフィー」がモンゴルで開催された。
今回は激闘を終えて帰国したツアラテック代表・水谷さん(ジャーナリスト枠で日本代表に参加)からのメッセージと、イベント4日目から最終日となった8日目までの映像をお届けしよう。

インターナショナルGSトロフィー速報!Vol.1 はコチラ

水谷さん(ジャーナリスト枠で日本代表に参加)からのメッセージ

2017年のモトラッドデイズで日本代表の3名が決定してから本格始動したチームジャパン。
3人とも何度もトロフィー代表を目指してチャレンジしてきた人間だ。
田澤(42歳・神奈川)をリーダーに小笠原(37歳・広島)、田島(29歳・埼玉)のチーム。
私は過去のトロフィー出場経験者(2014年カナダ)として、同行するジャーナリストの立場から3人をサポートすることにした。

今回の日本代表は過去最強の呼び声が高い。私もそう思ううちの一人だ。平均年齢の若さ、全員のフィジカルは過去ベスト。ライディングスキルもイケている。

インターナショナルGSトロフィー 初日から3日目

初日は9位に食い込んだ。このまま徐々にスコアを伸ばせれば1桁フィニッシュだけでなくベスト6、いやいや、ベスト3も夢じゃないぞ。そう思った。

2日目は1つ落として総合10位。
やっぱりトロフィーは甘くないな、でもまだまだイケるぞと思った時にそれは起こった。

3日目、走り出して1時間も経った頃、私の後方を走っていたはずのリーダー田澤の姿がミラーに映らず停止した。
しばらく待っても見えてこない。おかしい。
前方にいる他のチーム員に確認を取ろうと走り出したところ、逆走してくるメディカルのサポートカーとすれ違った。
誰かをレスキューしにいくところなのは明らかだった。血の気がひいた。

田澤は相当なスピードでサンドでフラれてブッシュに突っ込み大きく宙を舞ったらしい。後方を走っていた別チームのライダーが「バイクとライダーが空を飛んでいた」と教えてくれた。骨折した田澤は戦列を離れて帰国した。

4日目以降も続行 世界の壁は厚し

4日目からは田澤の代わりに私が代わりにチームジャパンの一員となりトロフィーを続行することになった。
一度は沈んだチームジャパンの空気も徐々に明るさを取り戻した。
ただ、順位は徐々に下がってしまい、最終的には18チーム中16位でのフィニッシュとなった。やはり世界の壁は厚かった。

チームジャパンのライダー2人は、芳しくない順位はともかくトロフィーを満喫したと思う。
個人的な意見だが、トロフィーで順位を狙うのは究極的にはトロフィーを100%楽しむためだ。それなくしては、乱暴な言い方をすればただのオフロードツーリングになってしまう。みんなが真剣に取り組んでいるから、お互いをリスペクトして理解でき、仲間意識が芽生えるのだ。

だから、全力を出したチームジャパンのライダーはトロフィーを体で感じて100%楽しめたと思う。

日本チームについて振り返る

余談になるが個人的な考えとして日本チームの比較的強い点は、日本チームの得意技はスローライディングやナビゲーションテストなど、練習すれば確実に伸びる部分。
逆に不得手というより点数を稼げなかったのは「練習をしなかったもの(出来なかったもの)」。
練習するには想定するスペシャルステージが分からなければならないが、思いもしない課題が出てくるのがトロフィーだ。
純粋なライディングと言うよりは、いろいろな遊びや経験の中で習得していくようなもの。
例えば1台で走るのも難しいような場所での牽引であったり、タンデムライディングでの競技であったり。

あとは国民性もあると思うが、大失敗する可能性のある勝負には出ないで、小さな失敗で刻んでしまうと言うところもあったと思う。

“トロフィーに出場しているだけで皆さんは勝者だ”

トロフィーオーガナイザーは言う。「トロフィーに出場しているだけで皆さんは勝者だ」と。
正しいと思う。でも、その前提は「全力で勝とうとしていること」だ。

世界中から集まったバイクバカと1週間以上にわたって一緒に走り、勝負し、ビールで乾杯して、最後に全員をたたえ合う。こんな最高なイベントは他には無い。


今回も参加出来て最高でした。
参加にあたり、ご協力いただいた皆様、特に留守の会社を守ってくれたスタッフみんなと家族に感謝します。
本当にありがとうございました。

インターナショナルGSトロフィー DAY4


インターナショナルGSトロフィー DAY5


インターナショナルGSトロフィー DAY6


インターナショナルGSトロフィー DAY7


インターナショナルGSトロフィー DAY8(最終日)

>インターナショナルGSトロフィー速報!Vol.1