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BikeJIN

あの頃の培倶人 -From Nom Vol.21-

バイク好きの出会いの場・tucicaでカップルが誕生。そりゃあ盛上げないとね!

あの頃の培倶人

tucicaが縁で結婚することになったカップルから、婚姻届の保証人になってほしいと依頼されたボク、快諾しながらも、悪いクセがムクムクと湧いてきました。

ただサインして押印するだけじゃ、あまりにも芸がないんじゃないか。せっかくのBikeJIN祭りという大舞台があるんだから、会場に集まったみんなにも祝福してもらえるようにしたらいいんじゃないの……。

どうせなら、たくさんの人に祝ってもらいましょう!

その祭りの前日、たまたまだったのか、そのカップルとボクらの宿泊ホテルは同じで、夕方、カップルの男性とホテルの前でバッタリ出会いました。

彼は、当然、ボクが普通に婚姻届けに押印するものだと考えていたと思いますが、こちらの考えは違います。

彼に、たくさんの人に祝ってもらうためにも明日の祭りのとき、ステージ上で押印したい、おふたりが出会うきっかけにもなったtucicaの盛り上がりのためにもぜひ協力してほしいとお願いしました。

さすがに断られるものと思っていたら、意外や意外、彼はすんなり了解してくれました。

いざ一大イベント開催のはずなのに彼女が行方不明!

迎えた翌日、こちらももちろん結構、緊張しているわけです。なんといっても、婚姻届けという大切な書類にサインして押印するという大事な任務を負っているのですから。ただそれが、祭りのステージ上という、普通は考えられないシチュエーション。ウケるためにはなんでも利用してしまう、編集者のサガなわけです。

そして、そのときはやってきました。

確か、ステージ前に集まったみなさんにtucicaの紹介をしたそのあとに、「実は」と言って婚姻届けにサイン&押印をする手はずだったと思います。ところが、時間になっても彼女がステージ裏に現れません! さすがに恥ずかしくなって逃げちゃった? なんて不安が募りました。

そこで、スタッフ総出で彼女を探したところ、なんと悠々とショップ巡りをしてました……。

そしてステージに揃って上がったふたり。婚姻届けにサインと押印をするボク。

すると、ステージ前のお客様から「キッス、キッス」の大合唱が起こりました(笑)。

いやー、大変なお役目を果たしていただき、おふたりには本当に感謝しています!(おふたりは、祭りの翌日の2011年5月16日に入籍され、2台のバイクとともに幸せな生活を送っていらっしゃいます)

ほかにもいろんなエピソードがありますが、ボクはそれらのことを思い出すたびにtucicaを作ってホントによかったと心から思います。

 Nom エイ出版社バイク誌プロデューサー/ジャンケン魔人

BikeJIN、RIDERS CLUB、DUCATI Magazine、BMW BOXER Journal(現BMW Motorrad Journal)などエイ出版社発行のバイク誌の編集長を歴任。現在は、趣味誌を中心にエイ出版社発行の媒体を統括

もし、このコラムを読んで当時のことをもっとお知りになりたくなったら、NomのBlog(http://blog.sideriver.com/nomurasblog/)のアーカイブもご覧いただければと思います。