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BikeJIN

あの頃の培倶人 -From Nom Vol.20-

バイク好きの出会いの場に成長したtucicaからは、何ともおめでたい話も生まれました

あの頃の培倶人

男性同士、女性同士はもちろんのこと、男女の出会いの場ともなったtucicaでしたが、バイクという同じ趣味を持ち、ともに本誌の読者であることから、互いの友情、そして愛情が深まるのもスピーディ。その感じ、お分かりになりますよね。

ましてや、グループなどで一緒に泊まりがけのツーリングになど行って、同じ時間をながーく共有していると……。

tucicaで知り合って 生涯のパートナーとなったカップル出現!

そうやって、「出会い系サイト」として独り歩きを始めたtucicaでしたが(笑)、本当の出会い系サイト、つまり男女の出会いのきっかけにもなりました。

ご存じない方は驚くかもしれませんが、ボクが把握しているだけでも5組の男女のカップルがtucicaをきっかけに誕生し、結婚して幸せな家庭を築かれていらっしゃるそうです。

なんというか、すごくうれしいことなんですが、最初のカップルが誕生したときは、あまりに想定外の出来事で戸惑ったり、なぜか責任を感じたりしたのを覚えています。

その最初のカップルは、前のコラムに書いたtucicaの初期会員の本誌の常連投稿者同士でした。なので、あ―あの人たちのことかと思いつく会員の方もいらっしゃるかもしれませんね。

当り前ですが、tucicaを毎日チェックしていたボクは、なんとなくその異変(?)に気づいていました。なんだか、その2人がとても親密な関係になっている感じというんでしょうか、なんか「臭った」んです。

婚姻届を持ってBikeJIN祭りに来るのなら

そのカップルの男性の方から、2010年の「デイトナ茶ミーティング」の際に「〇〇さんと結婚することになりました」と告白(?)され、さらにボクに婚姻届けの保証人になってくれないかと言われました。

自分が作ったSNSが縁で結ばれるカップルができたなんて、こんな嬉しいことはありませんから、もちろん即答でOKしました。なんですが、雑誌の編集者なんてロクなもんじゃないわけです(笑)。このエポックを、tucicaの会員を増やすのに使えないか、なんて考えちゃったりするわけです。

その約1年後の5月15日、群馬県の伊勢崎オートレース場でBikeJIN祭りを開催することが決まりました。そして、その祭りのステージで、tucicaのことも来場者にアピールして、会員を増やしたいと考えていました。

ちょうどそんなことを考えていたとき、そろそろ入籍することにしたので、婚姻届を持って祭りにふたりで行きますと、そのカップルの男性から連絡をもらいました。祭り当日に、ボクに保証人のサインと押印をお願いするということでした。

なんというタイミングでしょう。ただそこで、婚姻届にサイン&押印するだけじゃもったいない。tucicaに入れば人生の伴侶だって見つかっちゃうんだよ! なんていうメッセージを伝えるために、婚姻届けの保証人の押印をステージ上でやっちゃおうと思いつきました……。我ながら悪いヤツです(笑)。
(この項続く)

 Nom エイ出版社バイク誌プロデューサー/ジャンケン魔人

BikeJIN、RIDERS CLUB、DUCATI Magazine、BMW BOXER Journal(現BMW Motorrad Journal)などエイ出版社発行のバイク誌の編集長を歴任。現在は、趣味誌を中心にエイ出版社発行の媒体を統括

もし、このコラムを読んで当時のことをもっとお知りになりたくなったら、NomのBlog(http://blog.sideriver.com/nomurasblog/)のアーカイブもご覧いただければと思います。