いまはフェイスブックやインスタグラムなど、各種SNSが真っ盛りですが、2010年当時はmixi(ミクシィ)の全盛期。
本誌に掲載した情報をツーリング先でも提供できないものかと思ったとき、提案されたのは意外や意外、「mixiのようなSNSを作りましょうか」というものでした。
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あの頃の培倶人 -From Nom Vol.18-
いまはフェイスブックやインスタグラムなど、各種SNSが真っ盛りですが、2010年当時はmixi(ミクシィ)の全盛期。
本誌に掲載した情報をツーリング先でも提供できないものかと思ったとき、提案されたのは意外や意外、「mixiのようなSNSを作りましょうか」というものでした。
本誌にとってとても大切な存在であり、いまのBikeJINに成長させてくれたのが完全会員制のコミュニティサイトである「tucica」だとボクは思っています。
BikeJIN Membersのなかにもたくさんtucica会員の方がいらっしゃると思いますが、これらの方々はまさに筋金入りの「BikeJINの応援団」。単なる読者ではなく、BikeJINを心から愛してくださり、それゆえにときには苦言も呈し、BikeJINが成長するのを優しく、そして厳しく見守ってくださった方々だと心から感謝しています。
では、なぜtucicaを作ったのか。
それは、いまいる編集部のスタッフも詳しくは知らないと思います。いつものように、単なるボクの思い付きを、周りのスタッフが具現化する手段を講じてくれたから出来上がったもので、ボク自身、その思い付きがいわゆるSNSという形で実現するとは思っていませんでした。
当時の本誌は、特集で扱ったツーリングエリアにあるさまざまなスポットをマップ入りで詳しく紹介していました。そんなページを毎月見ていたボクは、この誌面に掲載したスポット情報を携帯(当時はガラケーが主流)で見られるようにできないかと、弊社のデジタル部門担当者に相談しました。
イメージとしては、伊豆方面にツーリングに行って、お昼ごはんを食べようとしたとき、携帯に「伊豆、うまいもん」と打ち込んだら本誌オススメのお店が出てくる、グル●ビや食べ●グのようなものですね。これを実現できないかと相談したわけです。
担当者から帰ってきた答えは、とても意外なものでした。
「みんなが自由に情報をアップできて、誰でもそれを見られる。ただし、BikeJINの読者という枠組みは守りたいから、招待制による完全会員制のライダーによるライダーのためのSNSを作りましょう」。
確かに、そういうSNSがあればツーリング先で近くのスポットが簡単に探せるはず。そして、完全会員制なら信頼感もある。当時はまだ、会員制のミクシィが全盛時代で、素性のある程度確かな誰かがアップした情報を会員同士で共有するということが、大事なものだった時代でした。
担当者は、「初期会員はBikeJINにいつも投稿してくれている人のみにしてこちらから招待する」、「それ以降は、会員の紹介または編集部に入会希望のメールを送ってくる人のみ」という完全クローズドに近い入会基準を設けるつもりだと説明してくれました。
当時も、もちろんいまもですが、こういうSNSにありがちなのが「炎上」「荒れる」こと。心ない会員が誰かを傷つけたり、中傷したりする投稿をしないかと非常に心配したのを覚えています。
でも、担当者が言った「BikeJINの読者の方ならそんなことはないと思います」。
その言葉を信じて、2010年1月にtucicaがスタートしたのでした。
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