しつこいようですが、「ほかとは違う」をコンセプトにしていた培倶人、企画だって当然、既存のバイク誌とは違うことが重要なポイントでした。
女性がスカートをはいたり、ワンピースを着てバイクに乗るとか、斬新ではあるけれど、いま思えばよくやったなぁなんて思う企画もドンドン掲載していました。
結構長い間、連載をしていた企画にもそういう類のものがありました。それが「小説の舞台を訪ねる」。タイトルだけ聞くと、ツーリングのプランニングに役立つ紀行もののような感じですが、ところがどっこい……。
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あの頃の培倶人 -From Nom Vol.5-
しつこいようですが、「ほかとは違う」をコンセプトにしていた培倶人、企画だって当然、既存のバイク誌とは違うことが重要なポイントでした。
女性がスカートをはいたり、ワンピースを着てバイクに乗るとか、斬新ではあるけれど、いま思えばよくやったなぁなんて思う企画もドンドン掲載していました。
結構長い間、連載をしていた企画にもそういう類のものがありました。それが「小説の舞台を訪ねる」。タイトルだけ聞くと、ツーリングのプランニングに役立つ紀行もののような感じですが、ところがどっこい……。
他とは違うバイク雑誌を目指していた本誌は、創刊当時は特に実験的な企画を多く掲載していました。
なかでももっとも異質だったのが、スタッフAが担当していた「小説の舞台を訪ねる」でした。
文字通り、小説(誰でも知っているような有名な)の舞台となった土地に行き、小説に出てくる場所を訪ね回るというものでしたが、ツーリング企画と考えると、ルート案内はまったくないし、撮影地の名物やうまいもんなど、旅の目的になるような要素はほとんどなにひとつ紹介されていませんでした。
バイクが走っているシーンも一切ないし、そのバイクが絡んだ写真もほんの1~2枚。あくまで主役は「小説」なのでした。
となると、当然、テキストも旅うんぬんじゃなくて、小説に描かれていたことをなぞるもの。小説の主人公が訪れた場所に行き、主人公がその場で抱いた感情に思いを馳せ、起こした行動の検証をする。ただそれだけ……。
当時は、なかなか斬新な企画だなぁとボク自身も思ってはいたのですが、いま読み返してみると、採り上げた小説に興味がある人以外にはなかなか刺さりにくい内容。ツーリング記事としては、まったく役に立ちません。
だいたい、こんなにバイクが誌面に出ない記事なのに、メーカーがよくぞバイクを貸してくれたものだと感心すらしてしまいます。
でも、初期の「培倶人」の息吹がとてもよく伝わってくる企画のひとつと言えるでしょう。
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