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【ライダーズカフェ】神奈川県 - Cafe Pilota Moto -

レジェンドが淹れるコーヒーはいかが?

「最初はね、自転車乗り向けの店にしようと思っていたんですよ。サイクルウェアのままで入れるお店って、意外に少ないんですよ。気軽に寄れる休憩ポイントみたいな店を作りたかったんです。

でも、実際にPILOTA MOTOを始めてみたら、バイクのお客さんの方が多くって……。結局、ライダースカフェって感じになっちゃいました。(笑)」

それは、そうだろう。なにしろ、そう語るこのカフェの店主は、日本レース界のレジェンド辻本 聡さん。80年代、ヨシムラのエースとして活躍、全日本GP500でもトップを張ったライダーだ。バイクブーム直撃世代にとっては、今なお憧れの存在。その、辻本さんが営むカフェと聞けば、ファンならずとも一度は訪ねてみたいと考えるものだろう。「ありがたいことに、当時の自分を知っている方が来店されることは多いですね。でも、SNSとかで『海沿いの、ロケーションの良いライダースカフェがある』って聞きつけた若いライダーも、結構来てくれるんですよ。」

このPILOTA MOTOが店を構えるのは、三浦半島の先端近くにある野比海岸。眼前には遮るものが何もなく、美しい海が広がっている。都心からは80㎞程度、高速道路を使えば1時間ほどの行程。チョッと走りたい時に、ちょうど良い距離感にある。

けれど、行きたい時に必ず営業しているわけではない。辻本さんは、モトGPのTV解説やレーシングチームのアドバイザーなどの仕事で多忙。PILOTA M OTOの営業はランダムで、毎月の初めにSNSで営業日が告知される。気ままに寄れるというわけではない。それでも、営業日には多くのライダーが駆けつける。「店でダベってないで、走りに行けばいいと思うんですけねえ~」

そう、辻本さんは首を傾げるが、仕方のないことだ。一度行けば理由が分かる。それほど、このカフェは居心地がいい。

辻本さん一人で切り盛するお店で、ドリンクや軽食も自ら調理。メニューはなかなか豊富、日によって特別メニューが登場することもある。「コーヒーや食べ物にこだわっているわけじゃないしねえ」と、辻本さんは言うが、しっかりと美味しい。

コンプレッサーとエアゲージを備え、来客者は利用できる。「タイヤの空気圧は大事ですからね」と、辻本さん。さすが、プロライダーの営むカフェは備品も違う。

道路を挟み、海に面しているPILOTA MOTO。この日も綺麗な夕陽が見られた。バイクの駐輪スペースはあるが、四輪の駐車場はない。

来客者の輪に混ざり、バイク談義を楽しむ辻本さん。レジェンドも一般人も、同じバイク乗り。そこに壁など存在しない

ツーリングを不定期で開催。平日でも、毎回30台ほどのバイクが集まる。参加資格はなく、事前申し込みも不要な気楽な集まり。

DATA
PILOTA MOTO
神奈川県横須賀市野比5-6-39
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定(営業日は月初に告知)