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BikeJIN

土遊び×キャンプイベントに参加してきました!

これまで、BikeJINではあまり取り上げることがなかったオフロードの話題
けれど、バイクに関係していて楽しいコトなら、なんでも食いついていくのが本誌のポリシー
編集長モリによる、オフロード&キャンプイベントの体験リポートをお届け

オフロード×キャンプ相性が悪いわけがない

培倶人を発行する実業之日本社が属するグループ企業には、バイク乗り濃度が高くて「バイク部」なるサークルがあるんですが「バイク好きが集まっているし、なにか面白いコトやりたいね!」ということで、企業グループのオーナーである白井一成、元WGP世界王者の原田哲也さん(Instagram:@tetsuya_harada31)発案の元、ライダースクラブ、クラブハーレー、培倶人の3誌と、アウトドア情報誌のガルヴィを中心に、オフロードとキャンプをミックスしたイベントを開催。あまりに楽しかったので記事にしちゃいました。

最初、会場が本格的なモトクロスコースと聞き、出かける前は少々ビビっていました。僕のオフロード経験は数えるほど。取材でモトクロスコースを走ったこともありますし、その時も楽しかったのですが、オフロードは転倒が多いイメージがあり、積極的に走ろうとはあまり思えませんでした。だって、痛いのイヤでしょう?

今回は、スキルにより初級、中級、上級に分けられての、一流ライダーによるレッスンも用意されていました。僕はもちろん初級コースにエントリー。インストラクターは粉川樹璃さん(Instagram:@jurio856)。全日本レディースモトクロスのチャンピオン経験者で、世界選手権にも参戦したトップライダーです。粉川さんの指導を受けて、自分なりにガンバって走っていたところ、同行したカメラマンが「順調に上達していてツマラナイ」と言うではありませんか。自分では気付きませんでしたが、走りがどんどん安定していったそうです。確かに、粉川さんのアドバイスを、できないなりに実践してみると、ラクに走れると感じました。アレ?上達してる!

アスファルトの上でタイヤが滑ると、走るのを止めたくなるビビリの僕。ですが、土の路面は滑って当然、マシンが暴れるのが楽しい! タイヤのスリップへの対処が身につけば、オンロードでも危険回避に役立ちますよね。ツーリングしかしない人にも、オフロード練習はオススメです。

練習と肩肘張らなくていいんです。楽しいから、自然と先を見たくなります。僕も中級コースに挑戦したり、チーム対抗戦のレース(?)にも参加しましたが、これが最高に楽しかったんですよ。

夜はキャンプとBBQ。「大人のキャンプ」がコンセプトの一つだったので、食材は豪華で味は抜群。ビールが美味イッ! 僕はキャンプが大好きで、シンプルかつミニマムな装備を好むハードコア野営派です。グランピング的な豪華キャンプを、ナナメから見ちゃうタイプだったりしますが、今ポリシーが揺らぎつつあります。豪華キャンプもイイネ! かなりイイ。

走って、笑って、食べて飲んで、また走って大笑いした二日間。心配だった転倒は一度もなく、ただただ楽しい時間を過ごすことができました。で、実を言いますと、今回のイベントは将来的に読者参加型イベントとして開催できないか? とのプランがあるのです。
現在のところは「やりたいネ!」くらいの漠然とした形でしかありません。いかがでしょう? こんなイベントがあったら参加してみたいですか? オフロードを食わず嫌いしている人の、初体験に最適だとも思います。こんなに楽しい遊フロード慎重論者の僕が考えているくらいですから。びは、より多くの人に味わってほしいと、オすでに土の上が恋しい!?

会場はこんなところ……
スキルに合わせて選べる、さまざまなコースが選択可能なオフロードパーク。土砂採掘場跡地を利用した、アップダウンに富む多彩なコースが魅力。

DATA
スラムパーク瀬戸
愛知県瀬戸市余床町618
https://srampark.com/

本誌エグゼクティブアドバイザーを務める、WGP250クラスチャンピオンの原田哲也さん(Instagram:@tetsuya_harada31)も参加。実はオフロードも大好きなのだそうで、今回のイベントの発起人の一人。

オフを走るには形から!

オフヘルメット&ゴーグル
オフヘルメット&ゴーグル
泥除けバイザー付きのオフ用ヘルメットを推奨。運動量が多いので、呼気で曇りやすいシールドより、ゴーグルを使いたい。

プロテクター
プロテクター
オンロードに比べると転倒の可能性が高いため、プロテクターを使用すべき。胸部と背面、肘、膝のフル装備がオススメ。

モトクロスジャージ
モトクロスジャージ
オフロードは、思った以上にスポーツ。大量の汗をかくし、土で汚れる。専用ウエアなら、強度や機能性が確保される。

モトクロスブーツ
モトクロスブーツ
まず最初に用意したいのがオフロード用ブーツ。扱いには慣れが必要だが、プロテクション性能の面で絶対に使いたい

DATA
ラフ&ロードスポーツ
TEL:045-840-6633
http://rough-and-road.weblogs.jp/

・胸部プロテクター
https://foxracingjapan.com/24227-001/
・膝
https://rough-and-road.co.jp/item/ac-17757/
・肘
https://rough-and-road.co.jp/item/rr10071/

プロに基礎から学ぶ!オフロードレッスン

レッスンは1回一時間ほどで、フリー走行と交互に開催。参加のタイミングは自由という、自由度の高さも好評だった。インストラクターの粉川さんは、フォームの重要性を強調。オフロード走行上達のポイントであるようだ。今回モリが乗ったマシンは、ホンダCRF125F。コンパクトな車体で、足着きも良好。125㏄空冷4ストローク単気筒エンジンは扱いやすく、オフロード初心者でも走りを楽しめた。

初心者レッスン

初心者レッスンの参加者は、5人ほどと少人数制だったので、個別に丁寧な指導を受けることができた。なんという贅沢!

一方上級者は……

スラムパーク瀬戸には、大ジャンプセクションも備えた、本格的なモトクロスコースがある。腕に覚えのあるライダーは、存分に走りを楽しんでいた。モリも、コースを見学してみたものの、ジャンプスポットの高さにビビって撤退。いつか走る日が来るのだろうか?

ひたすら自主練!フリー走行

フリー走行では、レッスン内容を自主反練習。全長が300mと短く起伏も小さいビギナー向けコースは、初心者のトレーニングに最適。モリは中級向けのトレッキングコースにも挑戦。“ナリ”に楽しめたそうだ。

レッスンでの講師陣

全日本モトクロス
レディースライダー
粉川樹璃選手(Instagram:@jurio856

5歳からオフロードバイクに親しみ、モトクロスライダーに。18年全日本レディースモトクロスチャンピオン。19年には世界選手権に参戦。

熟練度別に教えていただいた、講師の皆さん

中・上級者向けに、3人のモトクロス国際A級ライダーがインストラクターを務めた。2010年アジアMXチャンピオンの鈴木友也さん(Twitter:@suzukitomoya611)は、レッスンやアトラクションを監修。釘村忠さん(Instagram:@tadashikugimura)は、日本を代表するエンデューロライダー、平田優さん(Facebook:Yu Hirata)は全日本モトクロスで最高ランキング2位を獲得しているトップライダーで、2021年も表彰台を獲得。

オフには、オフのファッション

上級者の皆さんは、土遊びを楽しむだけにとどまらず、車体やシーンに合わせたファッションも楽しんでいた(写真はオーナー・白井)。オフロードの世界観に恰好まで合わせて没入する姿は、よりいっそう楽しそうに見えた。なによりカッコいい……!

ウエア:WESTWOODMX
TEL:0297-62-7756
https://shop.westwoodmx.jp/

モトサロンオカ
TEL:0748-71-2880
http://www.motosalon-oka-webshop.com/(他)

仲間と一緒にアツくなる!!レースコンテンツ

アトラクションとして、チーム対抗のレース形式のゲームを開催。楽しく競い合えるように、ライダーのスキルを考慮して、チーム分けが行われた。競技は、ビジネスバイクを使ったミニ耐久レースと、トライアアルバイクでのスタンディング競争の二つ。競技ごとにポイントが与えられ、総合結果で順位がつけられた。普段、接点のない者同士が、協力し合うことで自然と仲良くなることができた。

え、ライパGP!?
実はこのレース、姉妹誌ライダースクラブが行う「ライパGP」の1戦のひとつとのこと。次回はミニバイレースが11月の8・9日に、大阪・堺カートランドで開催されるとのこと。観覧もできるそうなので興味のある方はぜひ。詳しくはWEBで公開予定なので要チェック!

ビジバイレース

125㏄ビジネスバイクを使用したワンメイクのオフロード耐久レース。スタートはル・マン式で、ビギナーコースを1周ごとにライダー交代。イコールコンディションの戦いがアツかった。

実は、総合優勝しちゃいました(笑)

モリは、原田さん率いるチームから参戦、総合優勝に一役買った。レースとは無縁のバイク人生を送ってきたが、さすがに嬉しかった模様。盛り上げ上手なスタッフの計らいに「バイクで遊ぶのが上手な人たちだなあ」と感心しきりの様子だった。

スタンディング耐久勝負

トライアルバイクのステップに立ち、静止状態を長く保てるかを競う。プロのモトクロスライダーも四苦八苦していた。この競技で、モリは秘めた才能を開花させて、チーム優勝に貢献。

楽しんだ後は……キャンプ&BBQ

このイベントで、オフロードと並ぶ軸がキャンプ。単純にアウトドアを楽しむだけでなく、オープンな空間で交流することで、参加者同士のコミュニケーションを深めるのが狙い。“野宿”とは違い、“大人のキャンプ”がコンセプトのため、美味しい料理や快適に過ごせる設備が用意された。エリア中央に設けられたティピータイプのセンターテントの存在感は格別。それにしても、バイクとキャンプの組み合わせは、どうにもライダーを魅了する。このエッセンスをイベントにも活かしたい。

炎は何故人を惹きつけるのか? 焚き火の周りには自然と人が集まってくる。走りのこと、アトラクションでのハプニング。話のネタは尽きない。

大人のキャンプは食にもこだわるもの。夕食のメニューはBBQ。写真映えする特別料理も提供された。野外とは思えない美味しい料理に、参加者は大満足。